【あらすじ】
春の日曜日の午後。桜は散った。彼女たちは交通事故で入院中の同僚のお見舞い帰りにカフェでお茶をしている。今日は寿退社した別の同僚の結婚式の余興の打ち合わせをしなければいけないのだけど気分じゃない。入院中の彼女の治療痕があまりにもショッキングだったから。「目に見える身体の一部欠損」を負った彼女をどのようにサポートしていくか。それぞれの生活・事情・思いに"繋がれた"ところから激しい議論が交わされる...。
【挨拶文】
昨年、大阪、名古屋、東京で上演した「人の気も知らないで」が第1回せんだい短編戯曲賞大賞をいただきました。実は、戯曲賞応募に当たり、4人芝居だった作品を3人芝居にリサイズして60分に収めたんです。その削ってしまった役の大塚宣幸くんに報告と謝罪のメールをしたら、すごく爽やかでハッピーな感じの返信をくれました。彼はとても人格者ですよ!
さて、この夏、仙台でのリーディング公演、そして、まったく戯曲賞とは関係なく動いていた東京のサンモールスタジオさんとの共同企画で「人の気も知らないで」を掛けることになり、これはもう大阪でやらないわけにはいかないだろうと急遽立ち上げた公演です。来年以降は何都市かツアーも組む予定。何度も上演することで、消費・消耗しにくい演劇作品を目指します。
【関連情報】
〈仙台〉
第1回せんだい短編戯曲賞大賞授賞式&リーディング(朗読)公演
日時 8月18日(日)14時〜
会場 仙台市宮城野区文化センター バトナシアター
料金 無料