April 11, 2010
永遠の時間。
小学3年生のとき。
休み時間。教室にて。
耳の中でゴソリと音がして、ポロッと耳垢らしきものが落ちた。
「え、何今の!?」
と、一人興奮し、
「絶対今の耳垢デカイぜ」
と、思って、這いつくばって耳垢を探した。
すると、頭上から声。
「何探してるの?」
わあ、好きな女の子だ。
耳垢を探してるなんて言えない。
「いや、ちょっと消しゴムを...」
「一緒に探してあげる」
好きな女の子と一緒に、あるはずのない消しゴムを探し続ける休み時間。
長い。
長いぜ。
あの永遠にも感じられた時間を、今、切に望む。
僕、台本書いてます。