September 30, 2011
「太ったね」って9月に入ってから10人くらいに言われた。

そう、太ったのだ。
僕を以前からご存知の方は、僕が痩せっぽっちだとご記憶のことだろう。

元々痩せていたけど、僕の細く薄っぺらい体型を決定づけたのは2006年9月。
ちょうど今から5年前、当時務めていた出版社の社長がガンで急逝し、ご遺族から「横山君、社長やってくれないか」って言われるくらい出版社の業務に追われ、同時期に上演したビームの「山」の執筆にも苦しみ、ほとんど寝れなかった1ヶ月を過ごしたときに、僕の体重は小学校6年生のときくらいまで落ちてしまった。

あのときは僕の急激な痩せ具合を見て心配した周囲の人から「検査に行った方がいい」とか「もうすぐ死ぬんちゃうか」とか「溶けたの?」とか言われた。

そこから無事に体重も戻し、健康に暮らしていた僕は、どんなに食べても太らないという体質を手に入れた。
...と思っていた。

それが、この夏の食べ過ぎがたたってか、いよいよお腹が出てきたのだ。
完全に中年太りじゃないか。
体全体が、なんか丸みを帯びてきたような気もする。

「前は痩せ過ぎてたから今くらいがちょうどいい」って皆様言ってくれるけど、これ、たぶん坂道を転がる勢いでどんどん太ってしまいそうだ。

過去、高校3年生のときと、大学4年生のときに、だらしなく太ったことがある。
今、僕は何かを卒業するタイミングなのだろうか。
...あ、売込隊ビーム!卒業したわけじゃないけど!



と言っても、現状、そこまで見た目が変わったわけじゃない。
でもね、気になったのでさっき何年ぶりか体重計に乗ったら、長年自分が口承してきた体重より5キロ重かったよ!
わははは!別に笑うことじゃない。
diary |  2:48 AM
September 26, 2011
台本を書く日々。
1日に2回外出して、スタバかマクドに行ってノートパソコンを開く。
1日2回スタバになると金銭的にしんどくなるので、片方をマクドに散らす。
寿命が来てる僕のノートパソコンはバッテリーが2時間しか持たないので、充電中は家で進める。
寿命が来てる僕の集中力は40分しか持たないので、眠たくなったら寝て、弟が置いていった漫画読んでみたり、読みかけの小説読み切ってみたり。
※40分てのは冗談だ。...と、しておこう。




マクドはなんだか日に日に商品の値段がコロコロ変わるような気がする。
いつの間にかコーヒーSサイズが140円になっていた。
ソフトクリームは100円だよ。
バーガーを食べたら無料のハンバーガー券をくれたり、どういうシステムになっているんだろうか。
都会のマクドはカウンター席にコンセントがあるけれど、僕が行くマクドは一席だけコンセントを使って良い席があって、どう見ても店員が掃除用で使っているものだ。その許された席から一番近いだけじゃないか。別にいいんだけど。



行動範囲が限られてしまった僕に、書けることと言ったらこの程度だ。



明日は打ち合わせとか会場下見とかある。
道中、劇的なことが起こりますように。だ。
そう願いながら歩いていて、新大阪駅構内でラッキー池田を見たことがある。
明日もその程度でいいから、出来事を!僕に!
diary |  22:07 PM
September 17, 2011
劇団ひまわり大阪のビルの2階は、HEP HALLと見まがうような立派な劇場(シアターぷらっつ江坂)がある。
明日で千秋楽を迎える18期研究科公演「タマゴよ、みな鳥になれると思うな」も当然この「ぷらっつ」で打っている。

この秋、劇団ひまわりが移転するにあたって、この劇場が明日で最後を迎えることは、意外と知られていないんじゃないだろうか。

思い入れのある方は、この最後の時に立ち会われてはいかがだろう。



さて、劇団ひまわり大阪には木嶋さんという頼れる所長がいらっしゃる。
木嶋さんにはビームの「よせばいいのに」再演の日替わりゲストでも出演してもらった。
そんな木嶋さんにまつわる今日のお話し。

本日のソワレ公演は、同ビルの1階にあるカフェで行なわれる音楽ライブと開演時間が重なった。
マチネ公演終わりの返し稽古中に、下からズンドコズンドコ重低音が響いてくる。
どうやらライブのリハーサルをしているらしい。
同じビル内とは言え、ひまわりの管轄にあるお店ではないため、止めてくれというわけにはいかないらしい。
本番時間が重なるが、どう影響するかは始まってみないと分からなかった。


打つ手なく、開演。
1時間くらい経って、そう言えばライブの音しないなぁと思っていたら、始まった始まった。
J-POPのカバーらしき音楽が芝居のBGかと思うほどに聞こえてくる。
舞台上では、ラジカセをオンにしたりオフにしたりする芝居をしているのに、下から漏れ聞こえる音楽が微妙に舞台上に鳴り響き、不条理な状況に陥っている。
うーむ。
お客さんはどう思っているんだろう。

約15分くらいの間に3曲を演奏しただろうか、しかし、その後パタリとライブの音漏れはなくなった。
ミニライブだったのだろうか。
どうにか終盤のシーンには干渉してこないで芝居を終えることができた。


そして、終演後、木嶋所長に謝れた。

「ごめんな横山くん。下がうるさくて」

「いや、思ったより早く終わってくれたんで、まだ良かったです」

「言いに行ったんや。こっちは15分我慢したんやから、そっちも15分演奏我慢せいって」

「あ、そうだったんですか。ありがとうございます」



いやぁ、頼れる。
何がすごいって、このムチャとも思える交換条件を成立させてしまうところがさすがだ。
こちらの芝居の音響が向こうのライブにどう影響していたか、という部分には触れずに、「15分我慢した」ということだけを盾にライブを一旦ストップさせてくれたのだから。
憶測だけど、もうすぐこのビルを出ることもあって、多少強く出てくれたのかもしれない。
いや、木嶋さんの性分ならそんなこと関係なく言いに行ってくれただろう。



そんなこんなで、明日、ひとつの劇場が幕を閉じる。
もっと思い入れの強い人たちで最後を迎えたかったんじゃないだろうか...と多少気が引けるけど、少なくとも研究科のメンバーは一生懸命やってるし、その辺は僕が勝手に恐縮しておけばいい話しであって。

劇場の最後に恥じないように、明日のステージが良いものになりますことを。

diary |  23:24 PM
September 12, 2011
色んな方々のお気遣いや、巡り合わせで、今年は土田さんと絡ませていただくことが多くて、結果、お酒の席でもご一緒させてもらうことも多くなり、僕としてはありがたい話だ。
昨日も京都で会合させてもらった。
サシは「空と私のあいだ」の執筆合宿のとき以来。そのとき借りた本を返さなきゃと思っての会合だった。

日中の打ち合わせ終わりで梅田から阪急電車で河原町へ。
夕方。
京都でもっとも古いフランソワという喫茶店で待ち合わせとなり、そこで軽くお茶を。
その後、テレビでも紹介されるような人気のコロナという老舗洋食屋さんに連れて行ってもらって、少し並んでカツレツをいただく。瀕死のおじいちゃん(失礼な表現すみません!)が一人でコックをやっているからか、とにかく料理が出てくるのが遅くて結果行列ができるという、完全にご主人のキャパシティに問題があるものの、非常に美味しかった。
「一切れ交換しませんか」っていう、さながらデート中のようなやりとりもして、ごちそうさま。

軽くお酒の飲めるお店へ、と歩き出したのだけど、僕があまり京都に遊びに来ることがないという話をしたら、土田さんが八坂から清水寺辺りを案内してくれた。
まだ8時にもなってないしってことで。

途中、有名な七味屋さんの前で七味まゆ味ちゃんに送るための写メを撮る土田さん。を撮る僕がいて。

七味.jpg

僕が女の子やったら良かったのにっていうくらい丁寧な解説で二寧坂、産寧坂を案内してもらい、
気付けば、夜景がキレイに見えるところを目指していて、一体、誰のための夜景か分からなくなってきたところで河原町へ戻ることに。
結構歩いた。
完全にデートだった。
2人とも、とにかく座りたかった。

地球屋っていう京都の演劇人の人たちもよく利用するという居酒屋で、主に僕の演劇人生相談を聞いてもらう。
ようやくデートっぽさが落ち着く。
ここじゃ書けないような色んな話を聞かせてもらい、刺激。


しかし、本当に僕にとって土田さんという先輩がいてくれて良かった。
当然僕以外にも土田さんにお世話になっている若手劇作家や、若手俳優・女優がたくさんいる。
僕も誰かの良き先輩になれるだろうか。もうなってなきゃいかんだろう、本当は。
がんばろ。
っていう日記。
今日は。
diary |  1:34 AM
September 11, 2011
前からちょいちょい江坂で稽古してるって言ってるのはこの公演。
今週末。
2005年秋に売込隊ビームでやった作品を書き換えて、スリムアップして上演。
スリムアップってどんな状態だろう。
スリムだとマイナスな印象になるから、上向きそのままな言葉としてアップを後ろにくっつけたんだけど、これってダイエット食品の商品名とかでなかったっけか。
とにかくスリムアップなのだ。
上演時間は1時間20分を予定。


◎公演概要◎

劇団ひまわり18期研究科中間公演
「タマゴよ、みな鳥になれると思うな」 作演出 横山拓也

2011年9月16日(金)19時
       17日(土)14時/19時
       18日(日)14時

【会場】 シアターぷらっつ江坂≪劇団ひまわり2F劇場≫(地下鉄御堂筋線江坂駅1番出口より東へ徒歩5分)

【入場料】 前売当日共2000円

【出演】 川尻真也 前田優二朗 辻野敦香 北山佳吾 山下真弘 長原夕希 寺井史洋 安藤恵 三木千種 鈴木英之 

【チケット取り扱い】 劇団ひまわり大阪俳優養成所 ℡06-6369-2202

【イントロダクション】
旅人たちは待っている。搭乗ゲートが開くのを。
ツアーコンダクターはのらりくらり。
いらだちの中、旅人たちはひたすら待つ。
そう、全員で旅をするために。
彼らが向かう先は一体どこなのか。
全てが明らかになったとき、あなたはここにいる奇跡に気付くだろう。
information |  20:21 PM
September 06, 2011
毎日、結構な量の爽健美茶を飲んでいるけど、爽やかにも健やかにも美しくもならんのはどうしてだろう。
パッケージを見ても、特にその辺りの責任に対する記述は無い。
「すべてのお客様に効果が出るわけではありません」「これは個人的な感想です」みたいなことも書いてない。
お客様相談室の電話番号はフリーダイヤル0120-308509だそうだ。
相談してみようか。
ジョークだ。


爽健美茶もさることながら、アネトンもよく飲むこの頃である。
液体の咳止め薬。
この夏3本目である。
これがかなり眠たくなる薬で、稽古前に飲むと襲ってくる眠気と戦うのが大変。

にしても。
8月9日からずっと咳が続く。
医者が言うに、聴診器から聞こえる僕の胸の音はきれいなんだって。
音色のように。むしろ旋律を奏でるように。
なんじゃそら。
何せ喘息とか結核とかを疑うものじゃないらしい。
じゃあ何この咳。
嗚呼、咳の無い世界で暮らしたい。もっと大きな願いをもって暮らしたい。

diary |  0:53 AM
September 04, 2011
自宅の仕事部屋を掃除した。そして、勢いで模様替えした。
そういうことするときって(誰もがそうだと思うのだけど)、たいてい仕事が溜まっているとき。
でも毎日喫茶店に出掛けるのに飽きた、というか、季節の変わり目で店の冷房がキツイので、自室でやろうという思いもあって。

今日まで2つのデスクをL字に置いていたのだけど、「L」の角の部分のデッドスペースに溜めていた書類が堆くなってしまい、どう考えても資料紛失等の事故が起きそうだったので、整理した挙句、デスク2台を平行に置いて対面型にしてみることに。2つのデスクに挟まれて椅子を置くっていう。
なんと文章で説明しづらいこと。

写真を撮ってみたけど、掃除したとは思えないほどに画が悪かったので載せない。
どうしても資料って角2の封筒に入れて保存してしまうんだけど、その封筒の口の部分って必ずグシャグシャになってるから!
あと図書館から借りてる本とかって、比較的に近いところに置いておかないと忘れちゃうでしょ。
だからその「とりあえず置き場」がどうしてもガチャつくのだ。

模様替えって言ってもデスクを移動しただけ。
貧弱ながら自慢の【奥行き22センチ、高さ220センチの本棚】3台は定位置から動かせないので、そもそもレイアウトを大きく変えることはできないし、この程度だ。


しかし、前に土田さんのご自宅の書斎にお邪魔したときは感動したなぁ。
僕が来るからっていうので掃除はしたって言ってたけど、そういった紙類の雑な感じが微塵もなかった。どこに仕舞ってるんだっけ。聞いたっけ。
本棚の整然とした並びも美しかった。
僕の本棚みたいに、煩雑にさくらももことか、乙一とか、エドワード・ゴーリーとか置いてないし。
書斎が、というか家全体がアンティーク家具で統一されていて、その美意識に感心して30分くらい家具について質問し続けた。
いやあ、あんな書斎をいつか持ちたい。
で、写真も撮らせてもらったんだけど、載せるわけにはいかないよね。
diary |  23:41 PM