October 31, 2010
衣装合わせが毎日チーム単位で行なわれている。
何せ22人の出演者。
巻きで行かなきゃ間に合わない。
僕は結構衣装持ちなので、協力したいのだけど、サイズが小さいので残念だ。
たまに使えそうだと思って持っていったら、ズボンの丈が短いだとか、シャツがキツイだとか言われて落ち込む。
それであんまり持って行かなくなったのだけど、明日は衣装部からTシャツとチェックのシャツを求められたので、今見繕っている。
それはそれで楽しい。
「これ気に入ってもらえるかな」
「ああ、こんなの着せたらシャレてるよな」
「これ似合ったらあげちゃお」
とか、そこそこノリノリになって選んでいる僕。
でも持っていったら、「ああ、小さいですね」とか言われるのだろうよ。
という予防線をここで張る。
October 30, 2010
市役所に用事があって、順番を待っていたら、たまたま通り掛かったメイシアターの古矢さんにパシっと肩を叩かれた。
「よっこん!元気?」と声をかけてくれはる。
ボーっとしていたので、面を喰らったような顔で「元気です」と返答した。
表情とコトバが乖離した瞬間。
夕方、稽古場へ。
今日はアイホールで。
稽古前に館長の山口さんと岩松作品について少しお話。
頭痛がひどくて冷えピタをおでこに貼ったまま、アイスクリームマンについて話す。
冷えピタとアイスクリームは、近いようで遠い。
明日は昼から夜まで稽古。
実に9時間も。
9時間という時間は、世の中における大抵のことが片付く時間である。
たとえば、ドラクエ2をクリアしたり、500ピースのパズルを完成させたり、時給900円の仕事で8100円稼いだり、23時に寝て8時に起きたり、東京と大阪をもうちょっとで2往復できたりと、無限の可能性を秘めている9時間。
9時間万歳!
ばんざーい!
October 27, 2010
アイスクリームマンの稽古を終え、kissesの演出会議に参加。
全体像が見えてきた。ほうほう。
深夜帰宅。
今日はあまりに気温が低かったので、マフラーを引っ張り出して着用。
それとお気に入りの綿入りのベストも。百姓のようなやつ。
冬に向かっていく。
冬、好きだぜ。
大学時代、季節の話題になり、友人が「好きな季節なんてない」と言ったことが印象的で。
かっこいいとさえ思った。
いつか自分もそう答えようと。
しかし、今は違う。
すべての季節が好きだ。
そう言える大人になった。
拍手。
四季万歳!
明日はアイスクリームマン、3場まで通しをするのさ。
October 26, 2010
稽古は順調に進んでいる。
自分の集中力との戦い。
気を抜くと見失うことがある。
でも、お客さんには気楽に見てもらえるものにしなきゃいけない。
この塩梅が難しい。
表出してこない心の動きを掴むのは至難の業だ。
たった四日間の物語にも、個人にとっては凄まじい事象の変化がある。
ましてや、それ以前の物語をそれぞれが背負っているのだから、とことん渦巻くわけさ。
それっぽい文章を書くの、やめなさい!
今夜は稽古の後にリリパさんの12月の公演の演出会議があるよ。
稽古の後って22時以降だけども...僕に合わせていただいて申し訳ない。
m(__)m
絵文字が表出する軽さ。
October 21, 2010
稽古場でSEXという単語が飛び交う。
やった、やらないで議論すること40分。
そう。
集中力が持続する単位、40分。
この議論のおかげで、なるほど!と気付いた。
RCサクセションの「雨上がりの夜空に」なのだ。
自動車教習所とは、まだ乗っちゃいけない、乗るために免許証を取得しようとする人たちが渦巻く、澱んだ空間なのだと。
いや、いいんです。
聞き流してください。
この件は当日パンフレットにでも書いてみようかしら。
書くスペースをもらえたらね。
October 20, 2010
売込隊ビームは、稽古期間が短い代わりに、ほぼ毎日稽古をやる。
土日なんて朝からやったりするわけで、まあ、なかなかキツイ。
集中力が。
集中力の最大単位は40分だと教えてもらった。
ふむ。
では40分毎に休憩を挟むか?
いやぁ、それでは進みが悪そうだ。
40分毎に冗談を一つ入れれるようにしようか。できるのか?
気配り演出。
たまに演出の作業の中で、とてもいじわるな言い方をしてしまったり、皮肉っぽい言い方をしてしまって、反省することがある。
それと、着地点を見失いながらダメ出ししてるときも。
もっと的確なコトバを持てば、そんなことなくなるのにね。
それに語彙!語彙力。
順序が逆かしら。
豊富な語彙から的確なコトバを選ぶってのが理想?
いやーどうだろうか。
演劇に確信なんてないから、核を空にして、その外側だけをコトバにして伝えるっていうのが面白いか。
じゃあ、語彙力だけください。
それにしても、他人の本を読み解く作業がこんなに面白いなんて、ぼかぁ知らなかったよ。
October 19, 2010
「アイスクリームマン」
作 岩松了
演出 横山拓也
→
公演概要→
チケット予約 ここから予約してくださると、僕にとっても良いことが起きるみたいです。
11月20日(土)18時の回の終演後には、岩松了さんを迎えてシアタートークを行ないます。
October 17, 2010
電車の中で、広告チラシをハサミで正方形に切り、折鶴を折っているお婆さんが前に座る。
千羽鶴。
どなた様かのお見舞いだろうか。
秋の柔らかい陽射しが車窓から入る。
思わず盗撮。
おお、これは盗撮以外の何ものでもない。
盗撮は犯罪行為です。
「アイスクリームマン」の稽古が始まって5日。
立ち上げて行くほどに、複雑で面白い。
登場する人々の人生の一部を預かったような気分。
それは一体どんな気分だ。
自分の作品じゃない戯曲を演出するのはこれで3回目。
何事も3回目には成功するものである。
いやいや、過去の2回だって。
October 12, 2010
THE・運動会日和。
残念ながら、僕には運動会を主催する気力も財力もない。
財があったとして、運動会を主催する動機がない。
気力で運動会を開いたとして、出場者がいない。
はあ、ないものづくし。
突如、架空の話でネガティブな雰囲気を醸し出してみたけれど、僕はとても元気です。
昨日は観劇ダブルヘッダー。
虚空旅団「見送ル、背中」。
MousePiese-ree「キズナ魂」。
その足で、Mouseさんの打ち上げに参加させてもらう。
人数が多いので途中で御暇し、中川浩三さんと楠見薫さんと白井哲也さんと4人で2軒目。
うーい、2軒目だってさー。
先輩方のドラマ撮影現場やCM撮影現場のあれこれを聞かせてもらい、ほっほーと思う。
最終電車に乗る。
切符を買ったら財布に300円しか残らなくて若手芸人かと思った。
最近そういうこと多い。
バケルくんのお父さんの財布が欲しいけど、あの財布から出てくるお金って、銀行とかから拝借してるんだってさ!
その前に「バケルくんのお父さんの財布」の知名度の低さ!
October 10, 2010
「シダの群れ」(岩松了/作・演出)観劇。
これは...
岩松さんの戯曲を借りるからとかそんなんじゃなく、今年もっとも興奮する舞台だった。
15分休憩のタイミングで戯曲を買いに走ったほどに。
こうやって関係性がジワジワ見えてきて、矛盾を抱えながら破綻していく展開は、ぐいぐい引き込まれる。
そして、これはアイスクリームマンにも通ずるのだ。
終演後、戯曲を買った人だけ岩松さんからサインがもらえるというイベントがあったが、恥ずかしいのでそれはやめた。
サイン会が落ち着いてからご挨拶。
11月20日18時の回の終演後は、岩松了さんを迎えてシアタートークだよ!