November 28, 2010

写真では完全に爆発してるけど、今日はやけに輪郭がはっきりした夕陽に出会った。
力がある。目がやられる。無闇にかっこいいぜ。
歩道橋の上。
今夜は月も良かった。
色目が良かった。
明日は僕の番さ。
明日は僕が良い感じになろう。
待ってろ世界。
うそうそ、なしなし。
程よくしっかりやる。
そんな明日にするぜ。
目標は低いぜ。
November 27, 2010
大学卒業してすぐに買った腕時計を彼是12年ほど使っている。
このたび、3度目の電池切れ。
4年に1回電池が切れることが解った。オリンピックかい。
そんないいやつじゃないけど、舶来物のため、国産の物より電池交換が高くつくという。
1回目の電池交換は、母親が何かのついでに時計屋に行くというのでついでに頼んだら5千円近く掛かった上に(きっと防水検査などもしたのだろう)、1週間ほど預かられた。
なんか腑に落ちなくて、2回目の電池切れのときは自分で近所の商店街の小さな鄙びた時計屋さんに持っていった。
おじいさんが一人でやっていて、その場で交換、しかも800円だった。
それがあったので、3回目の今回、800円以上出す気はさらさらない。
しかし、4年前の時計屋さんは既につぶれてしまったらしい。
行く先々の時計屋で、「国産品1000円、舶来物2000円」という値段表示が。
嫌だ嫌だ。そんな型にはまった値段設定。
僕は小さな鄙びた時計屋さんを探し回った。
思ったよりすぐに見つかった。
店にはおじいさんがいて、居眠りしている。
このシチュエーションはもしや。
2回すみませんと言って起こす。
「時計の電池交換したいんですが」
と、時計を見せるなり、おじいさんは僕の時計を奪って、作業用のルーペ?えらいカッコいいマイクロスコープの超アナログなやつを右目にはめて、カチャカチャいじり出した。
おお、この感じ、4年前と一緒だ。
数分で作業終了。なんと、お値段500円だった。
ありがとう、おじいさん。
やっぱり時計の電池交換はおじいさんにやってもらうに限る。
気を良くした僕は、その後すぐに携帯も交換することにした。
念願のiPhoneにしたんだぜ。
November 24, 2010
遅くなりましたが、「アイスクリームマン」は全日程が終了し、2日を置いて、明日からはリリパットアーミーさんの「kisses」の稽古がはじまる。
皆様、ご来場ありがとうございました。
岩松さんの戯曲と戦って間を置かずに2ヶ月前に仕上げた自分の本と対面する。
一体どんな気持ちになるんだろう。
やっぱり僕は書き過ぎているのだろうか。
演劇は「情報よりも状態(情態)」が肝心だということを改めて思う今。
幸い2月にやる短編はすぐにでも書かなければいけないので、次は早速その辺りを意識して起筆してみよう。
今日書き出す予定だったのに、ボヤボヤしたり洗濯したりしてしまう1日。
そして幾ら寝ても眠い。冬眠に入りたいとすら思う。
今回のアイスクリームマンのことや現代演劇レトロスペクティヴのことはまた追々振り返ろう。
November 18, 2010
2日仕込が終わって、愈々本番初日を迎える。
仕込み2日目は、朝から場当たり。
集中力の持続の限界。
僕なんてただ演出席に座ってるだけなのにきっちり昼夜と腹が減る。
「ただ座ってるだけ」なんて書いたけど、本当はそれなりに頭を使っているのだよ。
とあるシーンのガヤチームをいじるのが面白いけど、面白いのは稽古場だけっていうのが悔しい。
彼らをフィーチャーした作品を作りたい、作りたくない。
けんたがチンパンジーみたいな衣装を着ているシーンがあって、みんなから「パン君」と呼ばれていたのが可笑しく、場当たり中に演出席で思い出し笑いしてしまう。
この「パン君」もガヤチームの一員なのだ。
僕は今非常にニヤニヤしながらこの記事を書いているけど、まったくもって伝わっていないことも承知しております。
とにかく明日から本番である。
そのことだけでも伝われば本望だ。
November 15, 2010
アイスクリームマン小屋入り前日だけど、12月のリリパさんの公演に向けてのコメントと、来年2月に名古屋でやる短編台本、そしてビームの春公演の内容について唸っている。
優先順位が決められず、ふとすると、いっぺんにすべてを考えようとしてしまって無理が生じる。そりゃそうだ。
あと2時間もしたら稽古に出かけなきゃいけない。
今日は最終通し稽古。5回目。
1週間前の初通しから、たくさん化けた。
今日なんかその集大成として、魑魅魍魎となる予定。ちみもうりょうとなる予定。
November 13, 2010
体が参っている。
突然熱が出たと思ったら、そこから1週間下痢が続いて、食も細った。
うどん三昧。
だいぶ良くなったので、今日久しぶりにお米を食べた。
うまかった。
僕の体とは別に、稽古は日々着実に積み上がっていって、かなり面白い作品へと進化している。
と思う。
この「と思う」を外すための作業が出来るのはあと2日。
48時間。
エディ・マーフィーとその相方なら、巨悪をやっつける時間。
僕らは、良い演劇を作ります。
November 11, 2010

大学生のときに高校時代の友人たちと琵琶湖にいったときの写真が出てきた。
鳥の感じがとてもいい。
髪が長い。
一緒に行った「高校時代の友達」の中にはかつろうもいるよ。
助成金申請用のプロフィール写真にしよう。
November 07, 2010
稽古終わりに古本屋さんに寄った。
千林大宮は何故か個人経営の古書店が多くて、しかも結構遅くまでやっているのでたまに立ち寄る。
「ユートピア」(トマス・モア著)
「にんじん」(ルナアル著・岸田国士訳)
「昔話の伝播」(福田晃著)
写真の「昔話の伝播」は、帯のコメントに惹かれたのだけど...(以下)
●ひと口に昔話といっても数多くのタイプがある。本書は著者が全国を隈なく巡って集めた昔話の中から、とくに近隣諸国における昔話の伝承過程という比較視点に耐えうるものを選び、それらがわが国の風土・社会といかに係わり固有の形成をみたのか、またどのようにして地域社会へと根付いていったかを踏究した好著である。全体的に平易に展開されていて読物としても楽しめる。
店のルールだか知らないけれど、ハードカバーの商品は封がされて中が確認できない。
家に帰って期待して開いたら、ちょっと思っていたのと違っていた。
あまり一般的ではない昔話について主に4つ、研究資料的に紹介される。
上の売り文句だと、もっとたくさんの昔話が載っていて、それぞれに解説してくれているかと思いませんか?
うーむ。
残念。
November 06, 2010
毎日稽古やってます。
そんな中、平日マチネのありがたさ。
東京から来ているロロとままごとを観劇した。
どちらも一度東京で拝見しているけれど、今回の関西遠征の作品の方が僕にはグッときた。
ままごとでは、一人でおいおい涙流して。
素晴らしい演劇だった。
ミナミに来たついでにアメリカ村を歩く。
衣装で、真心のサイズに合うパンツがなくて、いつもご自身で用意してもらうのだけど、もう真心には何度も出演してもらっていることもあり、「持ってるパンツってあれとあれやろ?」ぐらいに選択肢が狭まってきた。
しかも、大きなお世話であることを承知で言うと、どうも彼は普段着からサイジングを間違えているように思う。
ジーンズのサイズを聞いたら35インチを穿いているという。
38インチくらいをゆったり穿いた方がいいって!と強くアドバイスした責任から、僕は彼に普段も穿けるパンツを一本プレゼントしようと思ってウロウロしていたのだ。
ほどなく、Levis501のビッグサイズ(40インチ)ばかりが並んでいる古着屋さんを発見。
40インチが縮んでだいたい38インチくらいのサイズになっているという。
おお、いいじゃないか。
しかも、ななななんと、お値段1000円。
全然懐痛まずにプレゼントできる。
彼が本番で穿くであろうジーンズにご注目あれ。
そのあと僕は、真心のジーンズを50本以上買えるアウターを購入したのだが、そのことは内緒にしたい。それと同じくらい自慢したい。
November 03, 2010
庭に出た。虹が出ていた。
オフィシャルな発表があったのでこちらにも書くと、
「エダニク」が第17回OMS戯曲賞の最終選考に残った。
ありがたやありがたや。
2年前のリベンジ。
この意味を知る人はそんなに多くないとは思うけど、そう、2年前のリベンジで書いた作品なので、「エダニク」を残してもらえて良かった。
劇作家協会の新人賞をもらった作品を出すことに抵抗がなかったわけじゃないけれど、
強く提出を求められたこともあり、今は公開選評会でどんなコメントをもらえるかが楽しみである。
まあ、怖くもある。
無欲無欲。
何せ、ほとんどが最終選考常連の皆さんばかりで。
にしても、戯曲研鑽の会「クオークの会」から3名(元の賢司さんも含めたら4名)が残っているのは嬉しいことだ。
僕はその会の副会長ということになっているのだよ。名ばかりだよ。