November 27, 2010
交換。
大学卒業してすぐに買った腕時計を彼是12年ほど使っている。
このたび、3度目の電池切れ。
4年に1回電池が切れることが解った。オリンピックかい。

そんないいやつじゃないけど、舶来物のため、国産の物より電池交換が高くつくという。

1回目の電池交換は、母親が何かのついでに時計屋に行くというのでついでに頼んだら5千円近く掛かった上に(きっと防水検査などもしたのだろう)、1週間ほど預かられた。
なんか腑に落ちなくて、2回目の電池切れのときは自分で近所の商店街の小さな鄙びた時計屋さんに持っていった。
おじいさんが一人でやっていて、その場で交換、しかも800円だった。

それがあったので、3回目の今回、800円以上出す気はさらさらない。
しかし、4年前の時計屋さんは既につぶれてしまったらしい。

行く先々の時計屋で、「国産品1000円、舶来物2000円」という値段表示が。
嫌だ嫌だ。そんな型にはまった値段設定。

僕は小さな鄙びた時計屋さんを探し回った。

思ったよりすぐに見つかった。

店にはおじいさんがいて、居眠りしている。
このシチュエーションはもしや。

2回すみませんと言って起こす。
「時計の電池交換したいんですが」
と、時計を見せるなり、おじいさんは僕の時計を奪って、作業用のルーペ?えらいカッコいいマイクロスコープの超アナログなやつを右目にはめて、カチャカチャいじり出した。
おお、この感じ、4年前と一緒だ。

数分で作業終了。なんと、お値段500円だった。

ありがとう、おじいさん。
やっぱり時計の電池交換はおじいさんにやってもらうに限る。


気を良くした僕は、その後すぐに携帯も交換することにした。

念願のiPhoneにしたんだぜ。
diary |  0:27 AM