July 24, 2011
明日から高校生戯曲講座を担当する。
そうか、もう学生さんは夏休みなのか。
高校生はみんな最強だから、気合い入れていかなきゃいけない。
高校時代を振り返ると、自分が属していたグループが一番面白い、もしくは一番変わっていたと思ってしまう。
僕もそうだった。
でもみんなそう思っているんだってことに気付いた。
だから高校生はそれぞれ全員最強なのだ。
君たちは本当は最強じゃないってことを教えてあげたいが、もしかしたら本当に最強かもしれないという虞が僕を怖気づかせる。
いやいや、最強なのだよ、やはり。
それにしても、伊丹市にはこんな講座があって素晴らしいなぁ。
僕は高校3年になって大阪芸大の文芸学科に行こうと決めたとき、文章を添削してくれる講座を探して、やっとこさ見つけたのがカルチャーセンターの「文章教室」という爺さん婆さんが集まるような教室だった。
そこで「我が家の歯ブラシ」なんていうタイトルでエッセイを書かされたことがある。
何回か通ったのか、すぐ辞めたのかも覚えていない。
当時は僕も最強だったので、無事に志望校に受かったわけだけれど。
あ、地震。
July 23, 2011
ハイターとワイドハイターについて。加えてキッチンハイターのことも。
僕は家にいるときの8割は洗濯機を回している。
これは10日のうちに8日という意味ではなくて、5時間家にいたら4時間は洗濯機を回しているということだ。ウソだ。前者だ。
この前の「紛れて...」の稽古の雑談で、僕がいかに洗濯に力を注いでいるか正一さんや永津さんを前にして語った。
洗い方はもちろん、その干し方から渇いた衣料の保管まで。
感心されるほどであった。それは、僕の血液型がO型であることも手伝ってだ。
さて。
ハイターとワイドハイターという商品が花王さんから出ているのだけど、僕は両者とも愛用している。


梅雨の時期なんか、タオルの部屋干しの臭いが取れないときに左のハイターを洗濯時に一緒に入れる。
一日履いた靴下なんかは薄めたハイターに30分ほど浸けてから洗濯機に放り込んだりする。
基本的にハイターは白物衣料専用なのだけど、靴下やタオルなんかの消耗品は色が抜けてもいいのでとにかくガンガン攻めの姿勢で使用する。
一方ワイドハイターは柄物にも強いので、普段の洗濯のときにいつも入れている。
ここまで一旦頭に入れておいてください。
少し横道に反れると、キッチンハイターという商品もある。

こいつには痛い目に遭っていて、一人暮らしを始めて間もないころ、まな板を除菌しようと思って使用したところ、着ていたお気に入りのTシャツに原液が一滴飛んできて、漂白剤特有の色抜け(ピンク色っぽくなる)に凹んだことがある。
そういうこともあって、キッチンハイターには二度と近付かないようにしている僕なのだ。
で、話は戻って。
僕はお気に入りのネイビーのチノパンを持っていて、いつの間にか油染みみたいな汚れが二箇所できていた。
通常の洗濯では落ちず、クリーニングに出したけど、やはり落ちず、困っていた。
で、こういった染み抜き専門の仕事をしているある後輩に軽く相談したところ、
「手拭いなんかをあてがって、ハイターの原液をその汚れに直接塗ってみてください。一日放置して普通に洗ったら取れますよ」
という。
「ハイター? ワイドハイターじゃなくて?」
「ハイターです」
「紺色やで?」
「大丈夫です」
そこで、僕は前述のキッチンハイター事件について語り、本当に大丈夫なのかと訪ねた。
「そりゃキッチンハイターはダメですよ。ただのハイターです。仕事でも一日ハイターにつけて翌朝まで放置します」
と、後輩は言う。
そうなのか。ハイターは万能なのか。と信じ、紛れて稽古の雑談でも「油染みにはハイター」という話を挿入したりした。
で、つい一昨日、僕はネイビーのパンツの油染みを取ろうとハイター処置を施した。
すると、みるみる紺色のズボンがピンク色になった。
わああああああああああ!
ハイター事件勃発。
どういうことやねん。
僕は何か重要な行程を聞き逃したのだろうか。
本当はワイドハイターを使わなきゃいけないんじゃなかったのか?
いずれにせよ、皆様。
ハイターは原液で使ってはダメだと思います。
まだ後輩にこの件は伝えていない。
伝えるのは、僕の心の洗濯が終わってからにしようと思う。
July 18, 2011

NMS_08「紛れて誰を言え」が終わった。
ご来場くださいました皆様、お暑い中、本当にありがとうございました。
現実世界の中に作る妙ちくりんな設定。
緻密な会話の応酬から、破綻気味に進む議論。
巧みなセリフ。行き過ぎた水掛論。正義の裏返り。
なんか、この辺り整理して自分の持ち味にしていけるんじゃないかと思った。
正一さん、永津さん、お疲れ様でした。
次にまたこの作品をやれるとき、もう一段階成長させましょう。
今日は一日オフ。
オフだけど、夜までに提出しなくてはいけないプロットがある。
久々の雨は、台風なんだな。
July 16, 2011
今日は朝から劇団ひまわりで稽古。
昼から夕方まではNMSの最終稽古。
親友のウォーリー木下さんがドーナツ片手に通し稽古を観に来てくれた。
クスリと笑って帰っていった。
稽古の後、関西小劇場界のドン、小堀純さんのところへ「エダニク」の情宣へ。
綿業会館の造りに感激する。
「横山このあと時間あるか?」
とお誘いを受け、
「もちろんです」
と、はじめて小堀さんとサシでお酒を飲むことに。
天満まで散歩がてら歩き、ポテトサラダがやたら美味しい小堀さん行きつけのお店で3時間、太融寺周辺で2軒目2時間、計5時間ご一緒させてもらい、ご馳走になる。
最後の1時間はお酒でボリュームが下がった小堀さんの言葉をヒアリングするのに必死だった。
終電逃した僕だけど、お車代までもらって本当に良かったのだろうか...
甘えまくってしまった。
たくさん書きたいことあるけど、まとめきれないので、またいずれ小出しに。
ごちそうさまでした。
解散。
とりあえず歩いてコモンカフェに向かったら、正一さんネギさん永津さんトモちゃんが仕込みをしていた。
0時まわってますぜ。
明日本番かぁ。
気合い入れていこう。
皆様、当日券もございますので、どうぞコモンカフェへGO。
July 15, 2011
MONO制作お手伝いの軽尾さんが今回のバックステージ写真を送ってくれた。
嬉しい。
この公演では、舞台上で撮った集合写真を額に入れてプレゼントしてくれたりと、やたら思い出に耽ることができるアイテムが部屋の中に転がっている。
見ちゃうよね。
送ってもらった写真。
いい写真がたくさんあったのと、個人的に「初舞台云々...」の自慢のし納めとして、何枚か掲載して締めくくるよ。

役者として土田さんからダメ出しをもらう僕という画。貴重だ。

必死に稽古する僕のすぐ後ろで、吉川莉早さんが完全に茶化していたことが判明。おれホンマに必死やってんけどっ!

なんて楽しそうな楽屋。鏡前を演劇人生ではじめてもらった。役者として参加することで、普段出来ない関わり方ができて面白かった。本番前の握手とか、なんかいいもんだと知った。

頼れる相方。七味まゆ味さん。この人と一緒に共演したい人たくさんいるだろうに...(その筆頭に高阪くんがいるのだろうけど)。僕なんかがすみません。でも初舞台のお相手が七味ちゃんで良かった。むちゃくちゃ助けてもらった。ありがとう。
というわけで、ここいらでもう思い出封印。
次の現場に打ち込みます。
July 15, 2011
稽古三昧。
NMS「紛れて誰を言え」は昼から夜までぶっ通しで稽古。
正一さん、永津さんの魅力を余すところなく板の上に乗せていこう。
2人ともタイプは違えどパワフルな役者さん。
僕の緻密な会話の中にも、そのパワーを遺憾なく発揮していただいている。
芝居の精度もかなり上がってきており、「今年の横山は豊作だなぁ」と言わしめる一本になりそうな予感。
7月
そして、下の写真はエダニクの稽古風景。
演出家によって、僕の作品もここまで印象を変えるか、と。
原くん、夏くん、緒方さんは、そこに生きられる役者さんたち。
めちゃくちゃ上手いと思う。
演出の一軒さんは、可能性・選択肢を見つける王様。
僕は稽古を見ながらクスクス笑う。
「自分のセリフ好きやねんな」と一軒さんに言われたが、芝居が面白いから笑っていたのだ。
自分のセリフ、好きだけど。


明日は、劇団ひまわりの若い子たちと芝居づくり。
9月に拙作「タマゴよ、みな鳥になれると思うな」を上演する。
6年も前に書いた作品なので、色々手を入れた。
稽古も軌道に乗り始めていて、若さでぐいぐいスピードを上げていってほしいと思う。
詳細は後日。
July 12, 2011
何かに追われると、突然楽しかった近い過去を引っ張り出そうとする。
感傷に浸ってる暇なんかない、みたいなことをついこないだ書いた矢先に。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに。
THE END OF THE WORLD妙にクリアなボーカルにはまって何回も聞いてしまう。
だんだん尾方さんに見えてくるし。
時折聞こえるテルミンらしき音色がなんとも。テルミンなのかしら。
テルミンと言えばコチラ→
Brand New Season
July 10, 2011
短期間でギュッと作り上げるぜい。
尺は60分程度で、設定の妙と会話の巧みさが売り。
写真は
永津さんのブログから勝手に拝借した。
自分がいつもこんな少年みたいな表情だったら、カブトムシも寄ってくるだろうに。
そうそう、永津さんのブログを覗いたら6日が誕生日だった。
明日何か持って行くつもり。
NMS_08「紛れて誰を言え」作演出 横山拓也
出演 石原正一 永津真奈
日時 7月16日(土)17時/20時、17日(日)14時/17時
場所
common cafe料金 前売2800円 当日3000円 (+1drink 500円)
チケットの予約は
コチラからどうぞ。
July 09, 2011
MONOの打ち上げ明けの火曜日は午前中に劇団ひまわりへ、午後から声優事務所へ、夕方から「紛れて誰を言え」稽古、夜僕の車に数人乗り込んで東京へ、翌水曜日朝方着、昼は三鷹でサンプル観劇、夜は渋谷でタカハ劇団観劇、そのまま車で帰阪し、翌木曜日は午前中から声優事務所...という久々ハードな数日を過ごした。運転できるの僕だけってのは今後御免被りたい。
しかし年食ったせいか体力が減少気味。栄養つけなきゃこの夏、溶けて消えてしまうぞ。
さて、タカハ劇団。
作演の高羽さんとはとあるお仕事でご一緒してからの仲なんだけど、作品がむちゃくちゃ好み。
今、渋谷のGallery LE DECOでやってる「完璧な世界」もとても良かった。
らしさ満点の世界観、痛々しい人間関係、意外な構成力、秀逸なラストシーン。
ラストシーンで言えば、僕が「俺のカーオブザイヤー」では選べなかったやり口で終わらせている。
銃声を響かせて終わるか否か、というところだ。
「完璧な世界」は、ギリギリのところで終わる。最後に服を掴む手が鮮烈に記憶に残る。
是非大阪でもやってほしい作品のひとつだ。
インディペンデントシアターなんかでやったら、間違いなくハマルよ。
July 08, 2011
「空と私のあいだ」が終わり。
代役だけど、役者という貴重な体験をさせてもらったこの公演。
本当はこの代役が決まるまでの美談をこれでもかと書いてやろうと思っていたのだけど、それもなんかなぁって。
公演が終わってからも、喫茶店に向かう道や、お風呂や、車に乗っているときなど、気がつくとセリフを喋っている自分がいて。
別に懐かしんでいるんじゃなくて、あの1日でセリフを入れなきゃいけないという恐怖から、とにかく暇さえあればセリフをブツブツ言う習慣がまだ抜けないだけなのだ。
もう終わったんだからいいんだよ。と言って聞かせているのだけど。
公演翌々日、東京の三鷹でサンプルの公演を拝見した際、一人のお客さんに「横山さんですよね?MONO観ました」と声を掛けていただいたことが、もっとも驚いた。
東京だよ、ここ。
舞台に立つことの威力を知る。
それにしても、僕って面白い顔してるなぁ。→
空と私の開店準備ブログあまり感傷に浸る時間もない。
来週末にはNMS「紛れて誰を言え」が控えている。
ラジオドラマの脚本も今月中だ。
8月の「エダニク」に向けても諸々あるし、アイホールの高校生戯曲講座の準備も挟まってくるし、9月にやる公演も週に2、3回稽古をやっている。
秋頃、まとめて感傷的になってみようかと思う。