iaku［いあく］＝大阪を中心に活動する劇作家（脚本家）・演出家、横山拓也が主宰する演劇ユニット

劇団桟敷童子さんを観に行った。
押上まで行って、建設中のスカイツリーを見上げながら劇場まで歩く。
「こりゃなかなか大きいのが出来そうだぞ」と思った。
僕が思おうが思わまいが、きっと大きいのが出来ると思う。



このスカイツリーは誰が最初に壊すんだろうか。
ゴジラかしら。
ガッちゃんがペポパポ言いながら食べるというプランも良いね。



映画やアニメの中で、怪獣や災害によって建物が壊れるシーン。
特定できる民間の建造物を壊す場合は許可を取るという話を聞いた。
で、六本木ヒルズの森タワーを壊そうとしたら「うちは倒れません」と断られたという。
ほっほー。さすがっすね！




桟敷童子「蟹」。
今回も水水水。
以前、同様に水の演出だったときは１１月で寒そうだったけど、今回は夏ということで、関係ないのに胸を撫で下ろす。
とても面白かった。

オセロ。
何の気なしにやったらえらいことになった。
狙ってできるもんでもない。

この負けは、生き方を考えるきっかけになった。

そのことを今の僕はまだ知らない。

僕の車の鍵。
キーレスエントリーって言うらしいのだけど、
鍵を差し込まなくてもボタンで開錠・施錠ができる。
最近の車なら一般的な装備。
で、更に僕の鍵は設定によって、鍵を持って車に近づいたら開錠し、鍵を持って離れると施錠するという未来のような機能を備えている。
開錠のときに「ピーピピ」、施錠のときは「ピッ」って電子音が鳴る。


設定した覚えはないのだけど、僕の鍵はこの「未来機能」になっているので、自動的にドアが開閉する。
荷物を運び出したりするとき、両手が埋まっていたりしたら便利というね。


ところがこの機能。
思わぬタイミングで反応する。
鍵をどのくらい近づけたら開錠し、どのくらい離したら施錠するのか、そのルールが定まっていないのだ。
いざ荷物を車に積もうとした際、突如施錠したりして困らしてくれるときもある。




という前置きがありまして。




劇団事務所にて。
一人、車から荷物を出して運ぶ。
特に何も考えず、運転席に鍵をつけたままドアを閉めた。

突如、

「ピッ！」

え？　施錠した？

運転席に鍵を残してロックが掛かった。
いわゆるインキーの状態だ。


なんで？　なんでそんなことに？
普通に考えたらなるわけない。




まさかまさかの未来機能。


こうやって僕たち人間はロボットの反逆にあい、世界を支配されていくのか。


いや、言ってる場合じゃない。


携帯も財布も車の中に置いてある。
０時も回って、深夜である。
事務所に運び込む荷物だけ抱えて、僕は完全に放り出された。
丸裸。


パニック！


ＪＡＦや鍵のレスキュー隊みたいなところに連絡することもできない。
打つ手なし。





そもそも、どうして鍵は勝手に施錠したのか。

わからない。

鍵を何らかの方法で刺激してみようか。


少し考えて、僕は車の側面に立ち、一生懸命車を揺すってみた。
サスペンションの関係か、一人でも車が結構グラグラと動く。
すると、刺さりっぱなしの鍵もゆらゆらと揺れる。

幾許もせず、

「ピーピピ！」

開錠。

開いた。

かなりアナログな方法で開いた。





誰とも分かち合えないこの喜び。
そしてまた伝えにくいことこの上ない。
開錠の瞬間はもっともっとドラマチックだったのに、僕の筆力が口惜しい。


これを読んで感じたスリルや、ドキドキの５倍くらいを想像してみてください。
それくらい劇的だったの。
スリルやドキドキを得られなかった人は５倍しても０だけど、そういう方は普段からもっと感受性を豊かにお過ごしください！その方が人生ハッピーっすよ。

昨日まだオフレコだって書いたけど、
先ほどの打ち合わせでもうオープンになっているとのことだったので、取り急ぎお知らせを。

リリパットアーミーⅡプロデュース公演に参加させていただきます。
空晴の岡部さんとアグリーダックリングの樋口さんと僕で短編を３本作り、わかぎゑふさんが全体を構成するという作品。

１２月にHEP HALLにて。
楽しそうな企画。
詳細はまた。

どうしようもなくへこたれそうなこともあれば、
自分がやってきたことが結びついて救われる瞬間もあって、
人生って素晴らしいようなそうじゃないような。まだまだ疑り深し。



今日行なわれた打ち合わせは、とても気が引き締まった。
明日は１２月にやる企画の打ち合わせに参加。
どちらの件もまだ、何も言えなくて...夏。　こればっか。



さて。
「アフタースクール」を観た。
ああ、なるほど。と何回も思った。とても面白かった。
エンドロールを見ながら知り合いの役者さんとかスタッフさんを探してしまう無益な時間。



少し気合を入れて読まなきゃ行けない資料が２冊。
気合い～入れ～

今日は「パコと魔法の絵本」と「グラントリノ」を観た。
どちらも頑固な爺さんが一人の子供によって心を開いていくお話だったので驚いた。
とても面白かった。


最近、中高のときに集めた吉田戦車の漫画が押入れから出てきたので片っ端から読んでいる。
火星田マチ子に恋してしまいそう。





インプット期！大事！

空撮ってりゃ絵になる。
なんて思ってるわけじゃないんです。


さて。
今日は映画を２本観た。近くの映画館で「告白」、そして録画していた「座頭市物語」。

「告白」は評判通りでとても面白かった。
「座頭市物語」は１９６２年製作で、勝新太郎の座頭市シリーズの一作目らしい。とても面白かった。


明日は仕事をする。
一心不乱に。







ああ、それはウソかも。

ワールドカップを見ていたら朝が来た。
４年に一度のことなのでたくさんサッカーの試合を見たが、ここ数日は演劇もよく観た。

ジャブジャブサーキット「蒼の組曲」、レンチ「クリーム」、Ugly duckling「ゲゲゲのゲ」と３日連続で観劇。
それと録画していたマキノノゾミさん作の「ポン助先生」と永井愛さん作の「かたりの椅子」をテレビで。

どれもこれも素晴らしくて、演劇面白いぞと思った。



今週は比較的映画をたくさん観る週にしたい。
年に数本しか観ない僕は、３本観たら「たくさん」と言ってもいいことにしようと思う、勝手に。