February 21, 2011
トンカツ職人。
どんな業界でも15年継続していればベテラン、場合によっては「職人」だ。
15年間、トンカツ屋さんに勤めてトンカツを揚げ続ければ「トンカツ職人」である。
演劇を15年続けているが、ベテランにはなれても職人にはなれない。
それは、演劇という職業(あえて職業と言います)があまりに難しいものであることがひとつ。
それともう一つは毎日やっていないことだろう。
トンカツ職人は毎日トンカツを揚げているのだ。
毎日揚げて、毎日人前に出すトンカツ屋さんに対し、
毎日稽古して、毎日本番を迎えるわけではない劇団。
家庭で母親がトンカツを揚げる頻度を思うと、考えるのが怖くなる。
母親が揚げるトンカツ。美味しければそれでいいんじゃないだろうか、とも思う。


期間限定の想い。
diary |  1:27 AM