June 01, 2011
酒よ。
元々お酒は弱い僕なのだけど、もう絶対にお酒を飲んじゃダメだと思う。


僕は一昨年の夏に、飲み会の帰り道、駅のホームで意識を失って線路に落下したことがある。
落ちてからもしばらく意識は戻らなかったのだけど、そのときは、親切な方がホームに設置されている非常停止ボタンを押してくれて、電車は僕の20メートル手前で緊急停止してくれた。

ということがあってから、できるだけお酒は控えてきたのだけど。


昨日、「空と私のあいだ」の稽古終わりで一杯飲みに行って。
その帰り、土田さんと出演者の岩田さん、劇団員の竹田桃子が同じ電車だった。
最終電車だったので、少し走って間に合わせた。
そのせいもあってか、お酒が加速度的に体内を駆け巡った感があり...

まあそのまま電車に乗って、4人で立ちながら喋っていたのだけど。
ちょとして、僕は血の気が引いていく感じがして、
「お、これはいかんな。目を閉じよう」
と誰に断ることもなく、休憩モードに入った。


すると、すごく晴れやかな音楽が聞こえてきて、天日干ししたばかりの蒲団の上に寝転がるような、ふわふわした心地良い気分になってきた。
菜の花みたいな黄色い小さな花が降り注がれ、シャボン玉が上空を舞う。ああ、気持ちいいな...

って思っていたら、

「横山くん!」


と土田さんの声。
軽く頬を叩かれて目が開いた。
蛍光灯や吊革が上の方にある。

あ、倒れたのか俺。


「土田さん。すみません、またやってしまいました」


桃子に教えてもらった目覚めたときの僕の第一声。
スーッと倒れていく僕の頭を支えてくれたのも桃子だという。申し訳ない。
意識のない20秒くらいの間、僕の黒目はとてもキレイに澄んでいたらしい。


いい大人なのに、車内で倒れたまま、水を飲まされたりする。
また親切なサラリーマンの方に席を譲ってもらって、正気を取り戻す。






相当落ち込む。
別にお酒が好きだというわけでもないのに、場に合わせて飲もうとしてしまう自分が情けなくて。

どうか皆様。
万が一僕がお酒を飲もうとしているところに遭遇したならば、どうにかして止めてやっていただけますでしょうか。
僕はそれにすぐに応じます。
もちろん飲まないように心掛けます。

元々飲めないのに、禁酒宣言みたいになってしまって恥ずかしいですが。
diary |  13:58 PM