June 20, 2011
言い訳。
「空と私のあいだ」の稽古場が今、非常に難しいところにあって。
″非常に難しい"なんてオブラートに包んでみたけれど、簡単に言えば辺鄙なところにある。
電車で行くと、片道700円くらい掛かるし、ドアtoドアで1時間45分はみなきゃいけないという。

そんなこともあって、最近は車で通っているのだけど、それはそれで悩みがある。

積載の問題だ。

大阪方面から通ってるメンバーがきっと僕同様に電車賃や距離に苦労していることが分かる。
だから、本来なら大阪方面から来る何人かを車に乗せて帰ってあげたいところだ。
しかし、役者総勢16名のうち、大阪方面から来るのが7人もいる。

僕の車は4人乗りだ。
内、僕が乗ることは許してもらうとして、3人を乗せることが可能である。

でも、7人いるのだ。

誰かを乗せれば4人があぶれる。





昨日はいよいよ変な感じなって(僕の心の中だけが)、なんだかとても申し訳ない気分だ。


比較的家が近い出演者の女優さんから「車いいなぁ」と言われ、
全然乗せて帰るのは吝かではないのだけど、女の子一人だけ乗せるのは多分互いに抵抗感があるので(僕が気にしすぎだけなのかもしれないけれど)、やんわりとまあ次の機会にと濁してみた。

で、僕は車を発進させたのだけど、交差点で赤信号で止まると、そこに劇団員の竹田桃子がもう一人別の女優さんと2人で歩いていて、目が合ったので「乗る?」と口走ってしまった。

「いいんですか?」

と大阪方面の2人は車に乗り込んだ。

そうなると、さっき「次の機会に」と断った彼女に申し訳ないような気がしてきて、桃子に電話してもらって交差点で待ってるからおいでと一緒に乗せてあげることにした。

10分くらいすると、他の出演者の方々に混じって彼女はやってきた。
その中には大阪方面に帰る人もいる。
しかし、僕の車の定員はあと一人だ。

桃子が車の窓を開けて「おーい」と呼ぶ。
(便宜上、桃子をデリカシーの無い人のように描いていますが、実際は気遣いのできる女性です。念のため)

彼女は屈託の無い笑顔で一人車に向かってきた。
(すみません、このくだりもデフォルメして書いています。彼女に非は何一つありません)

駅に向かって交差点を渡っていく他のメンバーの視線が刺さるようで...(僕の自意識過剰であってほしいけど)





そんな苦悩を抱えて僕は車通勤しているわけだけど、これを書いたのもきっと昨日交差点を渡っていった他の大阪メンバーへの言い訳をしたかったのかもしれない。

そういうわけで、よろしく頼みます。

何を?
diary |  16:11 PM