July 06, 2012
救急車、出発せず。
一昨日の晩、胸が急激に苦しくなって、それはもう意識が遠のくほどだったので、救急車を呼んでもらった。

意識が遠のくって怖いよね。
だけど、救急車が到着するまでの約7分の間に、僕の症状は段々落ち着いてきた。

そこに、救急隊員がドカドカ3人やってきて、「お名前言える?」とか「分かりますか?」とか聞いてくる。
名前も言えるし、分かります。
心電図や脈拍や血圧を取られ、瞳孔の開きなんかも調べられる。
ああ、何か恐ろしい事態になっているぞ。と思う。
しかし、救急隊員たちが半ば拍子抜けしたように、「所見症状なし」的なことを3人で確認し合っている。

「歩けますか?」
「はい」

ということで、歩いて救急車に乗ることに。

「あ、待って、担架を先に入れます」
「あ、すみません」

僕を乗せるはずだった空っぽの担架を先に。そして僕が乗り込んだのだけど、

「えっと、どこに座れば...?」
「ああ、担架に寝てください」
「ですよね」

と、担架に寝そべる。
そして、再度心電図などを取られる。やはり初見症状なしのようだ。

救急隊員たちはそれでも救急病院に連絡を取ってくれる。

「救急要請です」

と言った後の症状を伝えるときの歯切れの悪さと言ったら...だって、数値的には全然救急性のない状態なのだもの。

僕もなんか段々悪い気がしてくる。

全然受け入れ病院が見つからないし、僕もおしっこしたくなってきたし、思い切って言ってみた。

「あの、もしアレだったら、僕大丈夫そうなんで、下ろしてもらっていいですか?」
「まあ、ご本人の希望がそうであれば...」

向こうも「あそうしてもらえる?」的な感じだったので、お互い落としどころを見つけた感じでサヨナラした。


とは言え、さすがに気を失うほどの胸の痛みに襲われた事実はあるし、怖かったので翌朝病院で検査しに行く。

診断の結果、胸の痛みは心臓的なものではなく、肋軟骨炎の疑いが強いという。まあ外科的な原因だ。ああ、良かった。

「念のため血液検査もしておきますか?」

と医者が言うので、ここ半年間の自分の体調の変化について知りたいと思っていたところだったし、お願いした。

そこで出てきたのが(一般的ではあるらしいけど)、放っておいたら危険な病気だった。


体重増加、全身のむくみ、発汗低下、脱力感、声が低くなる、こむら返り、筋力低下、疲れやすい、動作が緩慢になる、集中力低下、記憶力低下、脱毛、総コレステロール値上昇、中性脂肪上昇...


病名は伏せますが、僕が診断された病気をネットで調べたら出てきた症状。
完全に僕がこの半年で網羅した症状じゃないか。
酷い状態になると、1ヶ月くらいしか生きられないとか書いてるし。
勘弁して。怖いわ。

とりあえずこの半年間の謎の体調の原因が分かっただけで安心している。
来週もう一回精密検査を受けるので、精密な結果が出ることを期待したい。


しかしだね。
健康ってやつは、大事だよね。


久々のブログ更新が病気自慢じゃカッコつかないな。
何かカッコいいことを言って締めよう。





「荷物すか? 以上です。」




...っていうのはどうだろうか。
長期の旅に出るときに言う感じで。
誰よりも少ない荷物をアピールするときに。
そこそこカッコいいんじゃないだろうか。

以上です。
diary |  22:18 PM