2013年も何卒よろしくお願い申し上げます。
今期の冬、36年生きてきて、ようやく冬服の着方が分かったと一部で豪語している僕が、年はじめということもあって、役立つ情報として皆様にお伝えしようと思う。大きなお世話かもしれないけれど、小さな親切を大事にしていきたいと思う2013年だ。
〈レイヤリング(重ね着)〉
結論から言えば、どのように重ね着するかが重要なのである。いかに着込むかではなく、いかに「脱げる」か、だ。
早速、必勝レイヤリングを紹介しよう。
半袖のヒートテック(ユニクロ)
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普段、夏に一枚で着るいわゆる「見せTシャツ」
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スウェットやシャツなどの中間着
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ライトダウン(僕はモンベルの襟なしを愛用)
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薄手のウィンドブレーカー(僕はゴアテックス仕様のものを着ています)
ポイントは2つ。
・ライトダウンを携帯する。
目下ユニクロさんの力の入れようもあり、町のライトダウン着用率の高さといったらないけど、インナーに着込むのがミソです。アウトドアブランド系のライトダウンも概ね一緒に携帯収納用の小袋がついているので、必要に応じて脱着しよう。僕がモンベルの襟なしのヤツをオススメするのは、中間着やアウターの襟やフードに干渉しないからだ!時には中間着の下に着ることもできる優れモノである。
・繊維の素材を意識する。
綿や化学繊維、その他の素材をうまくミックスして重ね着することが重要で、風の侵入を防ぐのと、熱を逃がしにくくする効果がある。
状況に応じて腹巻きを併用することも付記しておく。
腹巻きに関しては、LuncH(下着メーカー・ワコールの若者向けアンダーウェア専門店)の切り売りをパワープッシュしたい。
男性が入るには勇気がいるけど、メンズ用がちゃんとあるので強い気持ちを持って入店しよう。僕は結局2つ買った!
〈アウター不要説(仮)〉
アウターに関しては、この冬、僕はとにかく「軽さ」を重視してきた。
しかし、ここに来て、僕は揺らいでいる。
とんでもない仮説が立ち上がってしまった(僕の頭の中で)。
それは、「アウター不要説」だ。
現在の日本の都市部において、コートやジャンパーを着込む必要はないのではないかという考えだ。
何せあらゆる場所が薄着で過ごせるほどの快適温度に設定されていて、邪魔になることが多い。電車の中とか、ファストフード店とか、居酒屋とか思い返してごらんなさい。
見せTシャツを着ておく必要性もここにある。正直、室内はTシャツでも過ごせるくらいだ。
以上の観点から、僕は薄手のウィンドブレーカーを着ているが、問題は汎用性の低さである。
ここで言う汎用性とは、パンツとのマッチングのことである。
ジーンズなどのカジュアルなパンツが多い僕でも、時にはオシャレなズボンを履いて町に出ることもある。
そのときにウィンドブレーカーを合わせるのは難しい。
仕方なく以前に購入したコートなどを着るのだが、必勝レイヤリングが崩れてしまい、体温管理が上手くいかなくなってすぐに家に帰りたくなる。
僕は思った。
アウターを着なければ解決するんじゃないか、と。
そのヒントは先日のエダニク福岡公演のときに掴んだ。
ちょっと話が長くなるので詳細は割愛するけど、福岡の人気劇団、万能グローブ ガラパゴスダイナモスの関係者の方が働いている服屋さんに連れて行ってもらったとき、一緒にいたガラパの制作の橋本さんが大判のストールを購入した。
それはそれは大判だった。
でもとてもステキな商品で、僕も欲しくなったのだけど、女性が捲いてこそだろうという結論に至った。
しかし、そのお店の店長は「僕は使ってますよ」という。
結局購入しなかったのだけど、あれから、僕は寝ても覚めてもあのストールのことを考えてしまう。
あれがあればアウターいらんのじゃないか、と。
このストールの良さは、やはり大判であるということだ。
寒さに耐えるときというのは、大抵止まっているときだから、毛布のように使えるストールは、アウターよりも重宝するはずである。
膝にかけたり、頭から羽織ったり、自由自在。
マフラーサイズでは補完できない範囲をカバーしてくれる。
パンツとの相性も、ウィンドブレーカーよりは広い。
問題は携帯性だ。不要なときに、クルクル丸めてカバンにシュッと入れることができるかどうか...これが課題だ。
1月のサキトサンズ「梨の礫の梨」福岡公演のときに立ち寄って、そのことを確認したいと思う。
というわけで(どういうわけで?)、2013年もよろしくお願いいたします。(って冒頭でも書いた)