5月19日(日)チケット発売開始!!
iaku vol.3 「流れんな」(上演時間・1時間40分予定)
作 横山拓也 演出 上田一軒(スクエア)
出演 峯素子(遊気舎) 橋爪未萠里(劇団赤鬼) 緒方晋(The Stone Age) 酒井善史(ヨーロッパ企画) 北村守(スクエア)
◎大阪公演【八尾プリズムホール演劇助成事業Prism Partner's Produce】
〈日時〉
6月29日(土)19時(終演後、編集者・小堀純氏を迎えてアフタートーク開催)
6月30日(日)13時
※開演の45分前受付開始、開演の30分前開場
※未就学児童のご入場はご遠慮ください
〈会場〉
八尾プリズム小ホール(大阪府八尾市2−40)
〈アクセス〉
近鉄大阪線「近鉄八尾」駅下車。中央北出口を出て右に200メートル(約5分)。
※近鉄「大阪難波」駅からお越しの場合も、JR「大阪」駅より環状線外回りでお越しの場合も、「鶴橋」駅で乗り換えて準急をご利用ください。
〈料金〉
前売3,000円 当日3,500円 学生2,000円(前売・当日共/要学生証)【全席指定席】
〈チケット取り扱い〉
プリズムホールチケットカウンター☎072-924-9999(9:00〜19:00)
◎福岡公演【2013福岡舞台芸術シリーズ FFAC PLUS+】
〈日時〉
7月5日(金)19時30分(終演後、アフタートーク開催)
7月6日(土)12時/16時
〈会場〉
ほんプラザホール(福岡市博多区祇園町8-3)
〈アクセス〉
福岡市地下鉄「祇園」駅下車。3番出口より徒歩6分。またはJR「博多」駅下車。博多口より徒歩12分。
〈料金〉
前売2,500円 当日3,000円 学生1,500円(前売・当日共/要学生証)【全席自由席】
〈チケット取り扱い〉
文化芸術情報会館アートリエ・福岡アジア美術館7F(10:00〜20:00)
◎問い合わせ
《righteye》 ☎06-6647-8243(笠原)
《iaku》 info.iaku@gmail.com
〈イントロダクション〉
蛤やアサリなどの貝漁で栄えた小さな港町、久寿尾港(くずおこう)。特に高級食材タイラギ(平貝)の漁場として有名で、近年の漁獲量の落ち込みや燃料費の高騰など漁業への風当たりが厳しい中、タイラギという特異な商品の恩恵でなんとか生きながらえてきた。
この土地に本社を置く食品会社の企画部も、県の活性化のため、地域振興課とタイアップしてタイラギ料理をPRするプロジェクトを立ち上げていた。しかし、一年前に久寿尾で上がったタイラギから貝毒が見つかり、行政より休漁を宣告される。
久寿尾港からほど近い、県道沿いにある食堂「とまりぎ」はカウンター席とテーブル席を併せても25席程度の小さな店だ。創業35年の老舗で、新鮮なタイラギ料理を安価で提供することもあり、一時はテレビなどでも紹介されて話題になった。この店の娘、アラフォーで独身の長女・睦美と、嫁いで家を出た次女・サツキは一回りも歳が離れている。母親がこの店のトイレで倒れたのは睦美が中学1年生のとき。ちょうど彼女が学校から帰ってきたときに第一発見者になってしまい、大きなトラウマを抱えてしまった。それに対して、1歳にも満たなかったサツキには母親の記憶が無い。母親の像を捕らえたいサツキと、母親の死の場面を記憶から消去したい睦美の間には、大きな隔たりがあった。
あれから28年という長い年月が経ち。
タイラギPRプロジェクトチームからの強い要請もあり、とまりぎの大将(姉妹の父親)はPR企画に協力してきた。調理方法やレシピ公開、また特別メニューの開発など、すっかりチームの一員となっていた。そこに、貝毒問題の浮上である。プロジェクトの頓挫もささやかれたが、関係者らの熱意で県の中止の方針を翻意。貝毒問題が落ち着くまで、タイラギは当面輸入品を使用するということでプロジェクトは継続してきた。
しかし、その矢先にとまりぎの大将が重度の肝臓疾患で入院し、店は休業を余儀なくされる。プロジェクトもいよいよ暗礁に乗り上げた...