サキトサンズ「梨の礫の梨」岸和田公演。
30ステージを越えて、芝居は何かのスポーツの「決勝戦」のようになってきた。
十分にトレーニングを積み、散々試合をこなしてきた者(演者)による最終決戦。
戦う相手は共演者でもなく、お客さんでもなく。強いて言えば「作品」との戦い。
決勝までくると勝ち負けは関係ない。だけど、名勝負と言われる試合にしてほしいと願う。
きっとそれは大丈夫だろう。
ここからは毎ステージが決勝戦。
うん。
なんか上手いこと言えて満足。
そんな僕は昨晩幕が開いたのを見届けて会場を離れた。
「あとは任せた」
ちょっとカッコイイ感じで去ったつもりが、和泉大宮の駅でICカードのチャージでトラブって足止めを食らう。
こんなことなら本番観れば良かった。