May 12, 2015
近況報告。
(その1)
札幌でラボチプロデュース「人の気も知らないで」の滞在製作を終えた2日後、今度は東京でガプリヨツ×横山拓也「人の気も知らないで」の製作がスタートした。
大阪と東京を行ったり来たりになるので5月下旬までは稽古は疎らになるのだけど、同じ作品を違う役者で期間を空けずに取り組むのははじめての試みで面白い。
会場は中目黒の81BOOKS。
81BOOKSはこのサイトや演劇チラシのデザインでお世話になっている下元浩人氏(81design)のプロジェクトで、作品集の製作と販売、そしてギャラリーとしても使用できるスペース。
一度81BOOKSで何かやれたら良いなーと思っていたところに、ガプリヨツからの依頼があって公演が実現した。
本作は、過去に、大阪のカフェスロー大阪、そしてコモンカフェ、名古屋のモノコトという雑貨屋さん、東京で今は無きセンティオ、そしてサンモールスタジオなどの小劇場、城崎でカフェ木もれび、福岡で紺屋ギャラリー、熊本でギャラリーADO、仙台はパトナシアターのロビー、札幌ではオノベカとシアターZOO、京都で壱坪シアタースワン、三重で津あけぼの座...と、あらゆる会場で行ってきた。
セリフ劇の形態でこんなにフットワークの軽い作品は珍しいかもしれない。珍しくはないかもしれないけど、こうやってツアーを実践してこれたことは稀有だと思う。海外でやることも不可能じゃないよね。

(その2)
iakuとしては、11月の新作「walk in closet」に向けてドシドシ動いている。
ゴールデンウィーク中に若い俳優を対象にした出演者オーディションを行った。応募数は25人くらいで多いのか少ないのか分からないけど、力のある俳優たちが集まってくれた。
オーディションでは去年のエーヨンオアビーゴでやった「クローゼット」の台本を使用し、主演の林英世さんに相手役をやってもらった。英世さんにはずーっと喋りっぱなしにさせてしまって申し訳なかったけど、おかげでこれぞという人と出会えた。情報公開はいずれ。

(その3)
今週末に劇作家協会関西支部による「関西版 月いちリーディング」が開催される。関西支部の運営委員の一人である僕もがっつり参加する。
会場がコモンカフェということで、昨日、僕が代表してコモンカフェの講習を受けてきた。過去にコモンカフェでイベントをするときは僕以外の誰かが管理責任者としてついてくれていたのだけど、運営委員のメンバーの中にはコモンカフェの講習を受けた人が誰もいないの、会場を提案した僕が行きがかり上講習を受けることになった。
コモンカフェの山納さんと久しぶりに会ったので、講習終わりで一緒にゴハンへ。山納さんは企画力に優れた方で、それを実践する能力も高く、喋っているとたくさん刺激をもらえる。有意義な夜だった。

(その4)
最後はプライベートなやつ。
僕は中学2年生まで千葉にいて、中3で大阪に引っ越して来た。
中2のときに好きだったクラスメイトの女の子と、大阪に引っ越してきてから大学2年くらいまでの6年間、手紙のやりとりをしていた。いわゆる文通というやつだ。
大阪の家で長年放ったらかしにしていたロッカー(高校3年間使用した靴用ロッカーを卒業時に持って帰ってきたの)を処分しようと思って、15年ぶりくらいロッカーの錠を開けたら、その手紙がごっそり出てきた。
あまりに懐かしくて全部読んでしまった。
だから今、精神だけ思春期真っ只中にいる。
こちらが送った手紙も合わせて読みたいのだけど、それを叶えようと思ったら探偵ナイトスクープにお願いする以外に方法がない。
多分処分されているだろうな。むしろ手紙残してる僕が気持ち悪いという。
でもどうにか手に入れて、この往復書簡のリーディング公演をやりたいよ(誰が興味あんねん!)。
diary |  16:25 PM