February 13, 2014
車窓から、世界の表☆.jpg

ピッコロ劇団オフシアターvol.29「車窓から、世界の」

【作・演出】横山拓也

【出演】木全晶子、杏華、保、今仲ひろし、橘 義、小安展子


地元自治体と有力市会議員の粘り強い交渉で出来た新駅「東奥原(ひがしおくばる)」。
しかし、住民はみんな特急が停まる奥原(おくばる)駅を従来通り利用している。
そんな残念な新駅で、史上最悪に残念な人身事故が起きる。
あれから二週間。一体〝彼女たち〟に何があったのか。
何も分からないまま、今日、お別れ会が行われる。
ここ東奥原駅でのぼり電車を待つけれど、列車はちっともやって来ない。
いっそこのまま一日過ぎてしまってくれてもいいんだけれど。


【日時】4月3日(木)19:00、4日(金)19:00、5日(土)14:00/18:00、6日(日)14:00

【会場】ピッコロシアター 中ホール

【料金】前売2000円 当日2500円 ※整理番号付き自由席

【主催】兵庫県立尼崎青少年創造劇場

information |  18:00 PM
February 10, 2014
MONO「のぞき穴、哀愁」の稽古場にお邪魔してきました。
しかも初めての通し稽古!
観客を代表して、たぶん僕が最初に土田英生の最新作の全貌を目撃したことになるよ!


というわけで、ネタバレを避けて感想レポート。


やー面白かった。
kitt「梢をタコと読むなよ」に続くオフィスもの...と言ってみる。
ただその業務内容は異常で、覗くことを仕事にしている人たちの話。
なんでこの無茶な設定を観てる者にスーッと浸透させることができてしまうのだろう。

余談だけど、あるカフェでは「オレンジジュースとコーヒーを混ぜた飲み物」を提供していて、これが意外に人気がある。無茶なのに、商品として成立している。飲んでみると、まあこういうのもあるか、と思えて、そのうちそれは自分の中ではスタンダードなメニューになる...。

みたいなことが、物語冒頭で一瞬でクリアされてしまう感じがすごい。

こっちが想定するより一手早いリズムで物語が展開するので、とても小気味がいいし、
場の切り替えるタイミングやセリフの絶妙さはただただ勉強になる。

ヒトとヒトの関わりの中に澱むささやかな邪気、希望や不安や失意の交錯、そして嫉妬。
このマイナスな要素をコメディに昇華する手つきが、やっぱりMONOだ。

それと、今回は舞台美術も特筆すべきポイント!
本番前なので、当然あまり詳しいことは書けないけど、この特殊な舞台セットと俳優が〝仲良く〟なっていけばいくほど、作品の面白さが倍増しそう。
「なるべく派手な服を着る」や「床下のほら吹き男」など、特殊な構造が垣間見えるセットは、過去にもMONO×柴田隆弘氏のコンビであったけど、今回は〝特殊〟が全面に押し出されていて、設定の妙に唸る。



うん。

どうも僕はMONOのファン歴が長く、劇作家として土田さんを追いかけているせいもあって、MONOのことを書くときは少し興奮気味かもしれない。
好きなものを語るときに熱が帯びるのは仕方ないし、自分のブログくらいはそれが許される場であっていいと思うので、ご容赦のほど。

今週末から東京公演。僕は大阪公演に行きます!

公演の詳細はMONO 公式サイト

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写真撮ってもらいました。
MONO特別企画「空と私のあいだ」に出演していたメンバー、松永渚さんと高橋明日香さんがめでたく本公演出演! 僕、別に役者じゃないけど、うらやましい!


diary |  11:00 AM
February 07, 2014
5人の演劇チラシ展というのにゲスト参加させていただいている。
その名も「今日、この5人が横山拓也の脚本をデザインするなら。」という...。
正直、個人的にはこのタイトルについては如何ともしがたいと思っているのだけど、先日の打ち合わせの際にチラシを持って写真に写った僕(Facebookに載ってる)は、満更でもないどころか、気を良くしているようにしか見えない。
ああ、悲しい性だねぇ。

それはさておき、FacebookやTwitterでの反応が良くて、とても楽しみな企画展。
水口さんや北村さんとご一緒できるのも今回の企画があってのこと。ありがたいです。
リーディング用の脚本もまだ書いてないけど早く書き出したくてウズウズしている。
ずっと書きたかった内容だったし、非常に強靭なプロットが組み上がっている。

その前にピッコロ劇団の「車窓から、世界の」を仕上げなくては。
こちらもかなり力が入っている。当たり前だけど。
「流れんな」ぶりの新作長編。
書かせていただけるのは大変ありがたい。
チラシはチャーハン・ラモーン氏のデザイン。彼とは初仕事。
写真はお馴染み堀川高志氏。
チラシ展もそうだけど、こちらでのコラボレーションもご期待ください。
2月中旬よりお目見えとのことです!
diary |  1:12 AM
February 06, 2014
サキトサンズ「梨の礫の梨」中国地方ツアー終了。僕は間に仕事があって、岡山と山口にしか行けなかったのだけど、同級生の真里恵ちゃんにも会えたし、たくさんの方々と交流できたし、楽しいツアーだった。

【トピックス】
・岡山の冨士商店という雑貨屋さんで小さい洗濯板を買った。
・元たらこ劇場の原知佐が二人のお子さんを連れて顔出してくれた。
・元タントリズムの大林さんが「うぉー」とテンション高く迎えてくれた。
・広島公演に元水の会の原真くんが来てくれたのに、僕は三重で仕事してて会えなくて残念だった。
・山口行きの新幹線でパスケースを落とした。博多の落とし物センターに問い合わせたら、簡単に見つかった。
・真里恵ちゃんの娘とはじめて対面して、大学1年の頃からビームまで、一緒に活動した十数年の年月を思った。しみじみ。


次は2月26日に伊丹アイホール横のカフェバーにてやります。詳細はコチラ


diary |  0:28 AM