May 23, 2017
「粛々と運針」出演者コメント
「粛々と運針」出演者の皆さんから公演に向けてのコメントをいただきました。


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尾方宣久(MONO)
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iakuには初めて参加してます。10年くらい前に横山くんとは一緒にやらせてもらったことがありまして、まだ売込隊ビームの頃でしたけど、また声をかけてもらって嬉しいですね。iakuはいつも客席から観てました。とてもストイックに真摯にお芝居を作っている印象でした。何回も観ないと本当のところは理解できないんじゃないかと思うくらいの奥の深さをいつも感じます。演出はいつも上田一軒さんが担当されてますが、今回は主宰の横山くん自身が演出してます。横山くんは台本も書いているんですが、稽古場では演出家としての顔しか見せません。「台本読んでて思ったんですけど、」とか「これどういうことなんだろう...」とか、(自分書いてるやん)と密かに思いつつも、作と演出を淡々と別人格でこなしている姿に何も言えなくなります。いつものiakuとは少し違った毛色のお芝居になっていると思います。是非ご来場ください!




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近藤フク(ペンギンプルペイルパイルズ)
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はじめまして、近藤フクです。よろしくお願い致します。iakuの舞台には初めて関わらせて頂きます。ですので、稽古が始まるまで横山さんとはほぼお話させて頂いた事は無かった訳ですが、台本を読ませて頂いた時に今回の役柄があまりにも自分の現状に似ていて驚きました。
演劇界の偉い人が言うには、脚本家にはシャーマン的な要素があり、魂を込めて作る時は無意識に何かしらをキャッチして書いているので、そういう事が稀に起こるそうです。
と言う事は今回の「粛々と運針」も横山さんは魂を込めて書いたんでしょう。そして、と言う事は面白い事を期待して良いでしょう。なんせ演劇界の偉い人が言ってましたので。
そんな作品に関わる事が出来て光栄です。
舞台公演の稽古中は気がたっているのか不思議と奥さんとの喧嘩が増えますが、私生活を犠牲にしつつ頑張ろうと思います。




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伊藤えりこ(Aripe)
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ハタチの頃から横山さんの作品が大好きで劇場に通っていました。毒があって独特の暗いものをもっている世界がとっても好きでした。
横山さんも大人になりiakuを立ち上げられ、作品を重ねるごとに更に好きになってしまいました。
だから声をかけていただいたら何がなんでも出たいのです!毎回稽古場でとても丁寧な作品の作り方をされている。役者の気持ちを誘導したり混乱させたり。今回もそうです。でもそれが私はとても楽しい!ゾワゾワヒリヒリワクワク。素敵な台詞をどのように口にしようか。今回もそんな気持ちで参加させてもらいます!
出演者のひとりになれること本当に光栄です。
今回いただいた役は私にとってすでに人生の転機になる役になっています。自信を持って私しかできない役だと思いますし、この公演を終えれば私は絶対に何かの階段を上がれるはずです!そう信じて。そのために日々稽古です!!


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市原文太郎
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『粛々と運針』の脚本を読んでは面白さに笑い、稽古に行っては楽しくて笑い、自分も出演するんだと思うと「ムフフ」な笑いが零れてしまってます。
実は、かれこれ十四、五年前から横山作品のファンなのです。
とまあ、そんな個人的な想いを伝えられても、知らんがな!ってなりますよね。はい。すみません。
改めて。iakuの作品の魅力は、観劇しながら「この人の言ってること解るわー」「でもあの人の言ってることも正しい気がする」「あ、そういう考え方もあるんかー」などと心の内でやってたら、終演後にはグッタリ。身体は只、ジッと座してただけなのに、こんなに気持ちを揺さぶられることってあるんだな。
って、なるとこですかね。
この体験を皆様にも味わって頂くべく、稽古にも熱が入ります。だって自分の好きなモノってより多くの人に好きになって貰いたいじゃないですか!
と、こんな感じで伝わってますか?魅力と意気込み。


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佐藤幸子(mizhen)
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立場だったり役割だったりがみんなあって。自分の気持ちとか価値観とかがあって。
それは無理して変えれるものじゃないなと思います。自分のも他人のも。でも、やっぱり一人で生きてる訳じゃないので、喰い違うことが出てきます。どれも間違ってなくても。
このお話に出てくる登場人物も、誰も間違ってないよなあと思います。喰い違った時って、声を大きくあげたり、力の強い人の意見が通ったりすることが多い気がしますが、『粛々と運針』に出てくる人たちは、ぶつかりながらもみんなが尊重されていて、私はなぜか救われた気持ちになります。
この座組に参加できてとても嬉しいです。よろしくお願い致します!


  



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橋爪未萠里(劇団赤鬼)
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神戸から飛び出してきました、劇団赤鬼の橋爪未萠里(はしづめ いゆり)です。
『粛々と運針』というタイトルを聞いたとき「どういう意味なんやろう」って考えました。
台本をもらって読んでみて、また「どういうことなんやろう」って考えました。
横山さんの付けるタイトルは、いつも「どういうこと?」と考えさせられるものばかりで、そのどれも「ちょっと観てみたい」と思うものばかりです。その「ちょっと」という部分に凄く心が引っ張られます。
『粛々と運針』チラシを見て、劇場に入って、観てもらい、みなさんにも「どういうこと?」と一緒に考えてみてもらえたらなーと、ちょっと思います。
iakuさん『粛々と運針』どうぞよろしくお願いします。




diary |  12:00 PM