December 14, 2013
OMS戯曲賞の授賞式&公開選評会のために一旦大阪に帰る。
「目頭を押さえた」は残念ながら選外となりましたが、やはりOMSの選評会は刺激の場でした。
また次に繋げたいと思います。

さて、また今朝から東京に戻って劇場へ。
この「目頭を押さえた」が15日まで、こまばアゴラ劇場にて上演中です。
ありがたいことに前売完売で当日券のみとなりますが、主宰、制作、演出の同意で見切れ席を増席してお待ちしております。
戯曲賞はいただけなかったけど、いい作品になっています。
どうぞ滑り込んでください。

diary |  14:11 PM
November 29, 2013
・アイホール ラボラトリー 上田一軒プロジェクト「病は病は気からから」は好評のうちに終了。17人のシチュエーションコメディでした。そのうち初舞台だった人が3人。お客さんの前に出たときに感じた圧力が爽快だった、という感想を聞いて、なぜか泣きそうになった。


・ラボ公演が終わってすぐにiaku「目頭を押さえた」の稽古開始。手練のメンバーが揃って、1年ぶりの再演。10月くらいから改稿作業に入って、初演のときに無意識に誤摩化していたところをクリアに、クッキリさせることに成功したと自負している。


・東京で木ノ下歌舞伎「東海道四谷怪談」観劇。リーディングで「お岩」をやることもあり、四谷怪談のことを色々と調べていたので一層楽しめた。夢の場の美しさと言ったら。三佳さんの伸びやかな声が印象的だった。


・金沢市民芸術村での戯曲講座がスタートした。来年6月のリーディング公演まで半年に渡るおつきあい。夜、居酒屋で一人、お酒も頼まずにお寿司8貫と漁師の味噌汁というメニューを注文。美味しかったけど、腑に落ちないことが2つあった。それについてはまた。


・来年4月にピッコロ劇団オフシアターにて新作書き下ろし・演出する舞台のキャスティングワークショップ。キャリアのある俳優さんもたくさんいらして、僕の方が緊張気味。新しい場所で新しく組むメンバーと新作を作る喜び!


・京都駅で土田さんとお茶する。ロンドンの話を聞いたり、MONO新作の構想を聞いたり、僕の作品づくりへの助言をしてもらったりの4時間。「人の気も知らないで」の弱点を的確に指摘される。それが僕の弱点そのものなのだ。

M-PADに参加している。27日は三重で「お岩」の稽古、そして百景社(四天王寺×tayu-tau)「夢十夜」。お相伴に預かる。28日も朝から稽古して、夕方に大阪に戻って目頭の稽古場に顔を出して、29日朝にまた三重へ。

・本日、近鉄四日市駅のフレデリカというカフェで「お岩」本番。13時と19時の回。オシャレなカフェのお昼時に怪談ということで、どうなるだろうと思っていたけど、杞憂だった。みんな黒岩三佳さんに惹き付けられていた。さあ、夜になればこっちのもの!昼とはまた違った空間をご提供いたしますよ。

diary |  17:14 PM
November 06, 2013
秋は色々と講座がスタートする季節で、年末気分も相俟って気忙しくなる。
7年継続しているラスタホールの台本講座も始まり、今日からはDIVEで受けている阪大のワークショップ。これも3年目になる。
2週間後には来春まで続く金沢市市民芸術村での戯曲講座もスタート。
月末には来年のピッコロ劇団オフシアターのキャスティングワークショップも。
逆に三重のあけぼの座長編戯曲講座は年内の講義は終わったので、後はみんなが一生懸命書いていくのを見守るばかり。

そして、来週からは公演ラッシュ。
11月16、17日はアイホール・ラボラトリー「病は病は気からから」。
11月29、30日は三重で食事と朗読のM-PAD「お岩」。
そして、「目頭を押さえた」が三重で12月7、8日、東京で12〜15日。

合間を縫って、今週末は九州へ。
福岡でガラパと九州戯曲賞のリーディング公演、熊本できららを拝見する。
来年のiakuの公演準備と、活動指針に則っての観劇ツアー。

がんばろう。
何をがんばるって、風邪ひかないようにがんばるよ。



diary |  11:31 AM
November 01, 2013
趣味の回。

22歳のときに写真のビルケンシュトックのモカシンを買った。使用頻度が低いこともあって、14年経った今もキレイに使っている。そんなに高価なものじゃないし、今あんまり履いてる人もいないかもしれないけど、長く使えば愛着が湧くもんで。
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そしてこのたび、ついにパラブーツのモジーンを購入。一見ミカエルのようだけど、ミカエルの原型となったモデルだとお店の人が教えてくれた(多くの人にとってどうでもいいことだけど)。それにしても、これは高価だった。強制的に10年以上のつき合いを約束したいし、愛着を超えて愛憎さえも抱いている。


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今年はカバンも作ったし、頑張って長生きしようと思う。
diary |  16:33 PM
October 27, 2013
改稿と書類作成と打ち合わせと講座、あと観劇を少し。
そんなことを繰り返す毎日。
家にいると無闇にお菓子ばかり食べてしまうので外で仕事した方が体にいいのだけど、脱稿した直後は出掛けるのも億劫になって、自室にこもってちまちま仕事する。

何かの拍子に、このサイトの昔の記事を見返してみた。
iakuの立ち上げを宣言した記事。
「2014年くらいまでの動きを見据えて...」って書いてあった。
3年先の展望を計ってスタートしたiaku。
人の助けやツキもあり、かなりイメージ通りに進めてこれたと自負している。

記事にある通り、来年2014年までの予定は決っているけど、2015年以降は未定だ。
そろそろ次の3年(2015〜2017年)のiakuのことを考えないといけない。
年の瀬が近づくと、急に1年という単位に敏感になって、そういう思考がはたらくよね。
diary |  11:59 AM
October 17, 2013
アイホール自主企画演劇ラボラトリーの公演の詳細をアップしましたよ。
フランスの喜劇作家・モリエールを下敷きにしたオリジナル作品「病は病は気からから」。
本を渡してしまえば稽古場に行くこともあまりないと思うのだけど、
ビームのとき以来「コメディ」というジャンルを意識して書いてみて、なかなか苦労した。
一軒さんが演出で、出演者はラボラトリーメンバーということもあり、
売込隊ビームともスクエアとも違う風合いのものに仕上がることでしょう。
ちなみにiakuの作風とは全然違います。
11月16日と17日、アイホールにて。


しかし最近ほとんどの週末、本番やってるかどこか他地域に行ってるかでバタバタしてる。
本番も出張も単純にテンション上がって楽しいけど。ツイート増えるし。
これが結果平日のデスクワークに皺寄せが来て、多方面にご迷惑を掛けることに。
今週の三重でのワークショップと、来週の諸々事務仕事を終えたら、ちょっとだけバカンスに行く。
ほんの三日だけ仕事じゃ行かないところへ。本当は海外行きたいけど、そんなに時間取れないし。お金ないし。
去年は屋久島行けて良かったなぁ。もう1年経つのかぁ。


特に書くことなかったのだけど、一ヶ月近く更新してなかったので。
何か書こうとしたら、すぐに忙しいことを嘆くような感じになったり、ステマみたいな内容ばっかりになるから自粛気味。


あまりパッとしない毎日だけど、地道にやってます。
diary |  0:57 AM
October 17, 2013
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アイホール演劇ラボラトリー 上田一軒プロジェクト
「病は病は気からから」 作:横山拓也 演出:上田一軒

日時 11月16日(土)19時
     17日(日)12時/16時
 ※受付開始は開演40分前、開場は20分前
会場 AI HALL(072-782-2000)
料金 前売1,200円 当日1,500円
詳細 http://www.aihall.com

information |  0:00 AM
September 22, 2013
・リンパの腫れは抗生物質のおかげで治ったようだけど、入れ替わりで風邪をひいた。流行ってるみたい。

・昨日パンチラに関するツイートをしたら、あまりに反応が多くて驚いた。「パンチラ見てから37度の微熱...」っていうつぶやきをリツイートされた笑。みんなパンチラが好きなんだね。

・iPhone5Sに機種変して、物欲が満たされた。指紋認証がスゴイ。

・ProとAirの2台持ちになって、Dropboxの偉大さを改めて思った。無料版は90日間アクセスしなかったらデータが消失するらしい。覚え書き。

・今書いてる台本を9月中に目処つけたい。本当は8月中に片付けたかったやつ。

・10月からはLOOPの稽古に入る。ラジオドラマから考えたら3年継続している。この企画はもっと前に映画化の話もあって色々動いていたんだけど、ダメになっちゃったんだよな。

・三重や東京で観たい芝居があるんだけど、状況が許さない。状況ってヤツはよぉ。
diary |  10:53 AM
September 20, 2013
登場人物17人のコメディを鋭意執筆中。
なかなか手強い。
朝、思い立って「構成美」に定評のある(と僕が思っている)作家の小説を読み始めた。
自室の書棚から適当に選んで、湊かなえの「往復書簡」。
すごくちょうど良かった。
ちょうど良く脳みそを突っついてくれた。


昨日はスタッフ打ち合わせもあって、思ったより時間がないことに気がついた。
あと1週間くらいで脱稿できますように。

diary |  22:12 PM
September 14, 2013
もう1年以上、お芝居を観たらツイッターに感想書く流れが出来てしまい、そのことで少し気になっている。
観たのに感想書かないままにしている舞台についてだ。
この前、稲田マリリンに指摘されるまでは気づかなかった。
そんなに僕のツイートを追いかけてくれている人はいないだろうけど、
「横山くん、劇場で見かけたけど感想書いてなかったな。面白くなかったのかな」
という人が少しでもいたら困る。

僕が感想を書かない舞台の一番の理由は、「感想書くタイミングを逃したから」である。

ただただタイミングを逃しているのだ。
しかし、どうしてタイミングを逃すのか。
それは感想の書き方が分からないときに、後回しにして、そのままになってしまうからだ。

感想を書くときは基本的に好意的に書く。
芝居の中で、自分には到底叶わない部分に着目して書くことが多い。
親しい関係者がかかわっているときは、その人について書いたりする。


「感想の書き方が分からない」作品は、僕が捕まえきれなかった作品だ。
書こうと思えば、俳優のことや演出的なことなどを抽出して書けるのだろうけど、そんなことじゃなくて、〝僕はもっと大変なコトを目撃したはずだ〟と思うと書けない。

自分がその業界にいるせいもあるけど、「よく分からなかった」と書くのは恥ずかしいし、なんか作品にとってマイナスな印象さえあるから避けたい。批判的な感想を持ったら、直接伝えた方が健全だし。


なぜ「よく分からない」のか。
それは、僕の芝居の見方のせいだと思っている。
半分職業病で、脚本の構成や展開やセリフを追いかけて観ることが多く、出てくるワードの意図や意味付けを探ろうする。
それが、分からなくなってくると、「違う。もっと視覚的に観なきゃ!」とか「空気だ。空気を観ろ!」とか更によく分からない見方をし始めて、見失うのだ。
他にも、単純に自分の読書量が足りなくて、ベースになっているモノに気づかないこともある。

でも、僕は捕まえきれない芝居も好きだ。
会話を中心としたストレートプレイが一番好きだけど、基本的に舞台芸術全般愛している。

未だ食べたことない複雑な味の料理を食べて「なんじゃこりゃ」って言うのは悪くない。

食事なら「なんじゃこりゃ」って笑い合えるのに、芸術作品は「なんじゃこりゃ」って言うのが怖い。
作品のことが〝分かる〟人から嘲笑されるのが怖い。
そういう人、多いと思うんです。僕も含めて。

これがツイッターに感想を書けない理由なんだけど、よく分からなかった芝居も「なんじゃこりゃ」って笑い合えたらもっと豊かになるのに。
創り手もそんな感じでワイワイやってくれてる方が嬉しいはずなんだ。


(*芸術批評についてはもっと書きたいことはあって、これだと浅はかな見解を並べただけだということは自覚しているつもりです。あくまでも「140字で書く、お芝居の感想」についてのことです)



さて。
昨日は壁の花団「ザサン」を観た。
壁の花団初見。

この流れで言ってしまえば、僕には捕まえきれなかった。

出てくるワードとエピソードを、僕の頭が世の中の事象に照合しようとしてしまうけど、全然うまくいかない。
俳優の技術は高いし、出てくる言葉の材料にはワクワクするし、空間と作品の世界観もマッチしている。

でも、そんなことじゃなくて、僕はもっとすごいことを観てきた気がしている。
だって、今もそのことを考えてしまっているんだから。
ただ、今はまだ「なんじゃこりゃ」の中にいる。
diary |  10:13 AM
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