売込隊ビーム所属、劇作家・演出家、横山拓也のブログ
April 12, 2013
iakuの目標のひとつに、毎月、日本のどこかで横山拓也作品が(何らかの形で)上演されることっていうのがあって、昨年度はかなり高い打率を残せた。
4月に3本(いずれも大阪で)、5月はなくて、6月に2本(大阪、名古屋・東京)、7月に1本(大阪)、8月に1本(京都)、9月に1本(大阪)、10月に2本(福岡、東京)、11月はkittに出演、12月に2本(福岡、東京・大阪)、1月に2本(福岡・熊本・長崎、三重)、2月に2本(大阪、東京)、3月に3本(京都、大阪、奈良)。
書き出して満足。
しかし北の方にまったく行けてないなぁ。
diary |  12:12 PM
April 11, 2013
今年はビームのときに書いた作品を色んなところで上演してもらっている。
2月に大阪ダンス&アクターズ専門学校で「今いる場所が、未来かもしれない(隙だらけが好きなだけ〈改題〉)」、3月に法隆寺国際高校演劇部で「森のゴムドン」、そして、明日から劇団ひまわり研究科で「マーチ!」がかかる。
昨日も東京のとある劇団の役者さんから過去作のお問い合わせをいただく。
作品が一人歩きしてくれることは、作家としてありがたいことこの上ない。

ビームの過去作の簡単な内容はコチラでご確認いただけます。
2010年以降の作品(「徹底的に手足」「トバスアタマ」「俺のカーオブザイヤー」)が未掲載だけど。

diary |  16:22 PM
April 10, 2013
僕がiakuをスタートさせてからの演劇活動の視点は「地域」を意識することが多くなった。
これはいわゆる「都市」に対しての「地方」という意味ではなくて、大阪や東京も含むそれぞれの活動地盤の意味で「地域」という。

東京があらゆるモノの中心であり続けることには違いないけれど、それはあくまでも抱える人数が大きい故だと思う。
これから語られるべきは「率」で、地域の人口に対してどれだけ演劇で影響を与えることができるか、じゃないだろうか。

僕が小作品をもって、100人ちょっとの、あるいは数十人の方に観てもらうために各地で上演を打ったり、様々な地域で戯曲講座を計画しているのは、「率」を意識しての動きなのです。

では「率」にこだわった先に何があるのか...
様々な場所で僕の作品、もしくは僕個人に対しての密度が濃くなる。そこで〝コア〟を育んでいく。
各地でたくさんの人と交流すると、同じようなことを考えている人もたくさんいて、徐々につながってシナプスになる。
都市を中心とした「放射状」ではなく、各地で小さな発信を連鎖させていく。
そういうことを進めていくと、「都市」だとか「地方」だとか言ってる場合じゃなくなるし、各地域の優れた演劇が注目を集めやすくなるんじゃないだろうか。

だけど、同時に「都市」を常に見つめておく必要もあって、大都市から発信される作品に関わることができたなら、地域での活動にも還元があるはずだ。

ヨーロッパ企画さんなんかは10年くらい前に既にこのことに気づいて動いていたように思う。

かと言って自分の気づきが遅過ぎると悲観する必要もなく、今の時代に個人だからやれる強みを探究したい。

そんなわけで、先週は東京でカトリ企画の「紙風船文様」を、長崎でRAWWORKSの「素敵じゃないか」を観劇。
いずれも男女二人芝居で尺も長くない。
俳優にきちんと光が当てられている上に、演出家がしっかり顔を出す。そして、作品の屋台骨として戯曲が存在している。
地域を意識した製作になっていて、各地で〝コア〟を作っていける強度のある内容だった。

そう。
たとえばツアーを組んで、各地で自作品を発信する際に一番重要なのが作品の強度だということを知っておく必要もある。
「強度」ってかなり含みのある表現だけど、単純に笑えるとか泣けるとか面白いとかで計れない演劇の「強さ」みたいなモノ。実際は笑えて泣けて面白ければ「強い」と思うし、娯楽性を無視するのはいただけないとも思う。
ある意味それは主観でもあるので、「結果的に強くなかった」ということもあるかもしれない。

だから「強み」が見つかるまでは無理に動く必要もない。
それは自身の活動地盤で育てればいい。そういう意味で、僕は新作至上主義にはアンチで、各地で多くの支持を集めた作品に強度を加えて(再演)、それから持ち出すこと(再演ツアー)を推奨したいと思うのです。

そんなことを言いながら、iakuの次回作「流れんな」は新作でありながら、福岡にも持っていくことになった。
そこに口八丁で理屈をつけるならば。
時に、方針や計画を飛び越えるチャレンジも必要ということ。
そして、iakuにとって、もう福岡はコアが生まれつつある地域かもしれない、という可能性を確認すること。
チラシにも書いたけれど、福岡演劇界の分母のひとつになれるように頑張りたいと思う。
福岡を少し特別な場所に思うのは、大阪と同様、都市の要素を強く持つ地域だから。
大阪でやろうとすることを、同時に福岡でもやれたなら、そこでまた地域差なんかも見つかるかもしれない。それを見つけたとして、以後どう生かすかまでは分からないけれど。まあ、誰かに何かを伝えることはできるかもしれない。

そして、そんな僕の活動理念が重なったサキトサンズの全国武者修行ツアーは、5月に北海道と三重に参ります。絶賛予約受付中→サキトサンズweb

数年後にiakuの活動が日本の演劇に何らかの形で寄与できればいいな、と最後に大それた希望を告げて、閉じましょう。
diary |  8:52 AM
April 04, 2013
ひらけポンキッキのミニコーナー(ショートコーナーとも言うらしい)で使われていた音源が知りたくてyoutubeをさまよっていたら、郷愁に襲われた。

無事にくだんの音源はコニー・フランシスの「カラーに口紅」という曲と分かったのだけど、
その後のネットサーフィンが止まらなかった。

コンピューターおばあちゃんのポリシックスverなんてあったんだ。

twitterにも書いたけど、パップラドンカルメの曲が複雑でクセになる。

しばらくはヘビーローテーション。
diary |  15:51 PM
April 03, 2013
思いついたことを順不同に列挙。

外に出れば桜が咲いているので見ちゃうけど、花見っていうイベントはここ何年もやってない。

それにしても大阪市内に出ると喉が痛くなる。

3つの図書館から15冊くらい本を借りているから返さないといけないよ。

Mac Book Airをいい加減購入したい。iPhone5も。

先週末は伊丹アイホールで中学高校演劇フェスティバルの講評員を務めた。楽しかった。打ち上げ飲み会で酔っ払った一軒さんが饒舌で良かった。ごまくんやロックさんとも楽しい時間が過ごせた。

定期検診はあまり良い結果ではなかった。脳から通常そんなに出してはいけない指令が過剰に出ているそうだ。診断を聞いていると少し面白い。お世話になった先生が産休に入るという。

近々iakuのメルマガを始めようと思っているよ。

とりあえず今日はこんなところで。
diary |  11:51 AM
March 29, 2013
今日、iaku vol.3「流れんな」のチラシが制作業務を委託しているrighteyeの事務所に到着した。
仕様はB4見開き二つ折。
ということで、ビジュアル公開します。

まず表面は遊気舎の峯素子さん!

流れんな表1-1.gif


そしてうしろに劇団赤鬼の橋爪未萠里さん!

流れんな表4-2.gif


中面は現物でご確認ください。
来週のABCホールの伊藤えん魔プロデュースの公演から折り込まれる予定です。
diary |  16:03 PM
March 28, 2013
IMG_2293.jpg

Amazonで衝動買いしたソファー。
有名メーカーのニセモノだけど。
ベストサイズ。
仕事部屋にちょっと座れる場所が欲しくて設置。
前まで置いてたハンモックは、ハンモックハンガー(ハンモックを吊るすための器具)が場所を取り過ぎて人が移動するのに一苦労だったので撤去した。
おかげでマッサージクッションを置く場所もできた。
ソファーテーブルも設置して、原稿読むときなんかにも使おうって腹だよ。
前まで置いてたIKEAの簡易デスクは、なんか全然使わずに物置になってたから撤去。
このソファーテーブルも数日経って書類や本で埋まったなら迷いなく強制撤去する予定。
どうだー。何がだー。
diary |  3:00 AM
March 27, 2013
突発的に高熱が出て、合計2日半くらい寝込んでみた。
念のため病院でインフルエンザの検査を受けたけど大丈夫だった。
でもその日は寝て直すと決めていて、その足で図書館で普段読まない雑誌をごそっと借りたり、ポカリを購入したり、「寝込むぞ!」という強い意志で帰宅。
テレビの前に布団を敷いて、普段見ない高校野球なんかを流してみたり、携帯ゲームをしてみたり、至福だった。
非常に高い集中力で寝込むという行為に勤しんだ。
おかげでその日の夜には完全に平熱になったのだが、同時に幾ばくかの寂しさが漂った。
咳や鼻水を伴わない体調不良っていいもんだな、と、有り得ない感想を抱く。
まあ年に一回くらいこんな日があってもいいよね(やろうと思えば月一で出来るかもしれないけど)。
diary |  12:30 PM
March 22, 2013
マリリン、土橋くん、おめでとうございます。
昨晩はOMS戯曲賞vol.19の出版記念パーティーがあって、その2次会に参加した。
遅れて行ったのに、比較的空いてる席がメインどころの席で恐縮した。
普段ほとんど飲まないけど、目の前の熱燗しか飲み物がなかったのでそれを飲んだ。
松田正隆さんと突っ込んだクリエイタートークができたのが新鮮で楽しかった。

その(お酒と松田さんとの会話の)影響で帰りに連投でtweetした内容が、僕にしては賢そうな雰囲気が漂っているので、こっちに転載してときどき見直そうと思う。


たとえば、女性を口説くという行為が、その女性を一人の観客と見たてた演劇です、と言ってしまえば、演劇作品として成立するのか。では殺人は?自殺は?そんなことに思考が向く帰路。「最後のアメリカの夢」という先輩が作った映画を思い出したりもする。


「これはARTです」と言い切る魔法の言葉に関して、きっと各所でたくさんの議論がなされている。観客の配置の仕方なども。



diary |  13:11 PM
March 20, 2013
ビームの頃から使ってきたurikomitai.comのPCメアドが受信出来なくなって数ヶ月、今日突如受信が再開され、数百件の未読メールが届いた。
重要なメールがいくつかあり、肝を冷やした。というか手遅れだった。
10年以上使用したアドレスのため、もう使わなくなったことを周知するのが難しい。
ご迷惑をお掛けした皆様、申し訳ございません。
diary |  2:24 AM
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