売込隊ビーム所属、劇作家・演出家、横山拓也のブログ
February 03, 2013
今週は芝居4本観劇。
伏兵コード「木菟と岩礁」、文化庁・日本劇団協議会主催「ウェルズロード12番地」、トープレ「in her twenties」、演劇ビギナーズプロジェクト「フローレンスの庭」。

伏兵コードは、過去本公演のすべてを拝見している僕の印象として、もっとも洗練された作品だった。甘えを許さない、余計なことをさせない、徹底した演出。マリリンが戯曲賞受賞の大きな価値はここに出ていたと思うのだ。偉そうにごめんなさい。また戯曲で読ませてもらいたい。今度の七夕会で頼んでみよう。

ウェルズロードは、土田作品を見逃したくない僕としては日帰り東京出張のタイミングに当たってラッキーだった。坂口さんが出ている舞台を久しぶりに観て、「そうそう、坂口さんはそう!」と思った。七味ちゃんは土田さんや僕の会話劇に出演するときは「女」になるなぁ笑。

トープレは「ドキっ!女優だらけのお芝居」だった。吉川さん、「空と私のあいだ」ぶり。渚ちゃんも「目頭を押さえた」以来。二人とも自然体でとても良かった。上野さんはきっと女性のセリフを書くのが上手いって評価されている作家さんだと思うけど、僕もそう言われることがあるのでライバル心を勝手に燃やしてみる。

フローレンスは、初演も観ているのだけど、出演者を大分絞ったリサイズ版はとても見やすく出来ていた。出演者の皆さんが初心者とは思えないほどに説得力のある身体でそこに立っていた。高橋さんのセリフの強度に助けられていたという印象ではなくて、ちゃんと戯曲に負けてなかった。林くんの丁寧な演出の賜物だろう。

というわけで、今週観た4本は全部アタリ。万歳。
僕もいい芝居作れるようにしゃんとする。
頭痛去れ。


diary |  22:07 PM
February 02, 2013
体調が優れず、葛根湯のドリンク剤をこの世の終わりのような顔をして飲んでいる。
本当にこの世の終わりを迎えたときに、葛根湯のドリンク剤飲んだときみたいな顔をするのだろうか、僕は。

1月が去って行った。
東京で年が明けて、大阪戻って稽古して、松山には行きそびれて、福岡、熊本、長崎で公演して、3日後には三重で公演、昨日は東京日帰りと、国内を飛び回る1月。松山には行ってないのに、松山にも行ったかのようなトリックテキスト。
来週は名古屋へ劇王を観に行く。色んな地域から関係者が集まるので夜の会合が楽しみ。
そして22日からはエダニク東京公演。
今もっとも力を入れなきゃいけないのがエダニクの東京・京都公演の宣伝なのに、新作の公演情報が公開された。自分で選んだタイミングだ。待ちきれなかったのだ。

新作はとても楽しみ。だけどまずはエダニクを観てほしい。もうこのオリジナルに近い形でやれる可能性はとても低いから。
たくさんの人に体験してもらいたい演劇です。
diary |  1:37 AM
January 30, 2013
迂闊にも21時に居眠りしてしまい、変な時間に起きて、メール返信とかしている。
実は、その前の日も21時に居眠りしてしまって、なんと起きたら朝だった。
今夜もきっと21時の睡魔はやってくる。怖いよぉ。

明日は強行で東京。
明後日が伊丹で戯曲講座だから慌てて戻らなきゃならない。
今年は、他の地域でも戯曲講座をやらせてもらう予定になっていて、楽しみでもあり、不安でもある。演劇ワークショップとか講座の出来不出来って、結局は集まる人との関係性で決まってしまうところがあるから。内容は基本的には同じことをやるのだけど、出たとこ勝負となる。
そにれしても、今年は今挙っている話を全部進めたら、4つの地域で5つの戯曲講座を受け持つことになるよ。ちょっと多いので熟慮しなきゃ。

あ、新作の情報公開。当初の予定より少しずれて、2月1日(金)を予定しています。
このサイトと、Twitterなど気にしてもらえたら幸いです。
diary |  5:53 AM
January 27, 2013
もうエダニクを新鮮に観ることはできないと思っていたけど、今日は久しぶりに観客になって観たような気がした。
前のめりだった。
三重のお客さんも温かかった。
日曜日のお昼もほぼ完売。千秋楽だけが余裕あり。
もし迷っている人がいたら、参考にどうぞ。→エダニク4都市ツアー感想まとめ
これ以上このメンバーでやるのは設定に無理が出てきてしまうので、できれば今この状態で観てもらいたいという思いが強い僕です。

そして、27日(日)午前10時から、エダニク東京・京都公演の予約開始。予約は→コチラ
東京は1ステージ30人限定。スケジュールに入れてくれている方は、お早めのご予約をお願いします。

深夜、津あけぼの座の楽屋で一人、おにぎりとかカップラーメンとかみかんとかを手当たり次第むさぼって更新。いよいよ小太りの領域へ。
diary |  2:50 AM
January 25, 2013
全国的に寒いのか、三重が寒いのか、僕の体温が上がらないだけなのか、とにかく寒い。

何せ三重入り。

他会場には他会場の良さがあるという前置きのもと、
本当にこの津あけぼの座は「エダニク」を上演するのに適したサイズ感だ。
大阪で言えば、ウィングフィールドの間口をぐっと狭めた感じ。
東京で言えばOFF OFFか。
初演のトリイホールよりも濃密になると思う。
今回の三重公演で販売用のDVD撮影を行うことになるのだけど、正解だった。

明日はいよいよ初日。
横山作品を初めて三重でかける。
どんな印象を残せるだろう。

実は今年「エダニク」の他に、5月に「梨の礫の梨」、12月に「目頭を押さえた」を三重で上演する。
三重では横山イヤーと言われているのだ。わははは。



さて、このエダニク三重公演の間に、iakuとして発信すべき情報がいくつかある。

ひとつはエダニク東京・京都公演のチケット発売日。明後日、1月27日(日)午前10時から予約開始。

もうひとつはiaku vol.3【新作】の情報公開。エダニク福岡公演のパンフで先走って情報出したのだけど、あれから少し変化している。
月曜日かなー。
diary |  21:42 PM
January 24, 2013
おかげさまでエダニク三重公演の初日が完売した。
福岡公演のときもそうだったけれど、現地で受け入れてくださるスタッフさんがいる心強さといったらない。
期待に応えられるように間違いの無い仕上がりにしたい。

昨晩、久々に稽古場に合流したけれど、エダニクの稽古場はやっぱり独特だと思う。
蛍光灯の下でこの圧力。劇場で見たらとんでもないだろう。

演出を一軒さんに預けることで、自作を客観的に見ることができる。
正直言えば、僕個人としては4年も前に書いた戯曲に興奮することはもうできない。
だけど、役者は生きている。役者が僕を興奮させてくれる。
力のある役者陣を関西から他地域に連れ出して、各地で「どうですか!関西の役者!」と言える幸せ。サキトサンズも然り、まだまだ芝居で驚かせることができると思う。

明日は三重に移動。
今夜が最終稽古です。

予約はコチラ→CoRich予約ページ

diary |  10:48 AM
January 23, 2013
九州から帰って来た。
サキトサンズ「梨の礫の梨」九州三県ツアー。
全都市、会場の雰囲気が違って、当然機構も異なるわけで、演出も変わる。
登退場、音響、照明、声量、氷の大きさ...などなど。
これも、大阪バージョン、京都バージョン、東京バージョンと、各地でプランを変えてきた賜物であり、今回のノリ打ち三連発で益々「旅芸人一座」として鍛えられたと思う。

各地でお世話になった皆様。
本当にありがとうございました。
美味しい食事やお酒も、本当に大満足でございました。

次は、5月に北海道と三重で「梨の礫の梨」。

その前に「エダニク」ツアー再開です。明後日から三重!
diary |  16:40 PM
January 18, 2013
明日は早起きして関空に行くよ。サキトサンズの九州ツアーが始まるからさ。
だけど、今から燈座の旗揚げ公演「人の香り」を観に行くんだ。
夕方まで稽古で大阪市内に出ていたのに、明日の用意をするために一回吹田の自宅に帰って来た僕だけど、これからまた繰り出すの。
でも、この程度の移動はへっちゃらさ。
なぜって、明日からの移動はもっと過酷だからね。
福岡、熊本、長崎と、バスを利用して毎日ノリ打ちするんだ。
まあまあスゴイことだと思うよ。公演の規模がスゴイんじゃなくて、弾丸ツアーな感じがスゴイと思うよ。
せめて毎晩土地土地の美味しい物を食べてくるからね。
一回りも二回りも大きくなって帰ってくるからね。
ほんで帰ってきたら、二日後には三重行ってエダニクやるからねー
diary |  18:08 PM
January 18, 2013
・サキトサンズ九州ツアーに向けて稽古大詰め。明日は最後の通し稽古だ。しかしこの寒さで雪とかにならないかな。飛行機飛ぶよね。

・阪大の授業最終回。自分なりに考案したインプロのプログラムを試してみた。学生の皆さんのノリも良くて奇跡的な瞬間が幾度となく。これは練り込んでみる価値あり。

・福岡に忘れてきたメガネが大阪の地で手渡された。感動。油かすのお好み焼きに満足いただく。楽しく有意義な夜を過ごした。

・エダニク三重公演、及び東京・京都公演の制作打ち合わせ。九州の移動もそうだけど、やはり雪が道を阻む可能性あり。保険ルートを確保しなければ。

・iaku vol.3の制作打ち合わせ&チラシ写真撮影&顔合わせ飲み会。iakuとして、わたくし横山の新作を製作するのははじめてとなる(vol.1はAripeに書いた「人の気も知らないで」、vol.2は真夏の會に書いた「エダニク」、次々回vol.4はABCホールプロデュースに書いた「目頭を押さえた」)。キャスト発表などの情報公開をいつしたらいいんだろう。かなり面白いことになると思うのです。


diary |  2:28 AM
January 16, 2013
サキトサンズ「梨の礫の梨」の稽古再開。
振り返ってみると、演出をするのは10月のサキトサンズ東京公演以来だ。
稽古は楽しい。どんなにやっても小さな発見の連続である。
ダメ出しが一周して、元に戻ってきたりもする。
時には演出に矛盾もはらんでいて、なんかそれも人間味溢れてていいなぁ...と、ひとごとのように思う。
明日も午前中から稽古だよ。
午後は阪大でワークショップ。最終日。
夜は、福岡からお客様。合流出来ますように。


それにしても僕のメガネは今どの辺りを旅しているのか。
急に何の話だ。
エダニクのときに福岡の劇場に忘れてしまったメガネが、幾人もの女性の手に渡ったり、渡り損ねたりして、まだ僕のところに戻ってこない。
ちょっとだけその感じが楽しいのだ僕は。
明日もしかしたら戻ってくるかもしれない。
ほのかな期待を抱きつつ...。寝る。


diary |  5:00 AM
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