売込隊ビーム所属、劇作家・演出家、横山拓也のブログ
October 30, 2011
パソコンがいつ壊れてもおかしくないので、暇をみてはバックアップを取っている。
そしたら、懐かしい映像が見つかった。
2005年にヨーロッパ企画のショートショートムービーフェスティバルに監督として呼んでもらったときに作った映像。
見られるかしら。

ドラゴン.mov


念のためファイル形式を変えたバージョンも。

ドラゴン.mp4

diary |  15:05 PM
October 27, 2011
別に何かを取り返そうとして連続でブログを更新しているわけではないよ。

先週の月曜日は東京渋谷のシブゲキ!!というCUBEさんの新しい劇場で「劇作解体新書」という連続講座にナビゲーターとして出演してきた。
土田英生さん(MONO)の「なるべく派手な服を着る」を斬る役どころだ。
そもそも土田さんへの憧れで劇作をしてきている僕だから、斬るという行為は難しい。
しかし、企画の主旨は作品の痛いところを突いて劇作家に弁明してもらうというところにあるようだ。
なので、始まる前に土田さんには散々「重箱の隅をつついていいんですよね」と確認してから挑んだのだ。
一本の台本を通して2人で2時間会話するというのはなかなかのものだった。
しかし、自分なりに「尊重」と「指摘」のバランスは上手く出来たように思う。
終わってからCUBEの皆さんやMONO制作の垣脇さんなんかに褒められていい気になってしまったかもしれない。だって、とても健やかに眠れたのだもの、その夜は。



規模は全然違うけれど、今週末からは自分の台本講座がはじまる。
2個前の記事の通り、人数が集まらなくて困っていたのだけど、直前になって申し込みが増えたらしく、例年くらいの人数になったそうだ。一安心。
ツイッターでリツイートしてくれた方々にも感謝。町の巨匠に感謝。
そうしてまた、僕は健やかに眠るのである。
diary |  0:16 AM
October 26, 2011
電車にて。
座っていたら、高齢の男性が乗ってきたので「どうぞ」と席を譲ろうと立ち上がろうとした。
「結構です」と断られた。
「いや、でも」と食い下がった。
「結構ですから」と断固拒否されたので、「そうですか...」と中途半端に上げた腰を椅子に戻した。
こうなってくると、次の駅で別の高齢の方が乗ってくるのが急に怖くなる。
もし新たに乗り込んできた高齢者が僕の前に立ったならば、僕は席を譲るべきだろう。
しかし、次また断られたらどうしようと思ってしまう僕がいる。
席譲りたがり坊主と思われやしないだろうか。

次の駅に着いた。
僕の隣に座っていた人が降車した。
すると、僕が席を譲ろうとして断られた高齢者が座った。
「え」と思った。
その人は、僕に「どうも」と言った。
少し混乱した。僕が譲ろうと思ったのは数分前。
すぐ次の駅で降りるのかもしれないと思っていたら、座るのだ。
そして、「どうも」と御礼を述べられる。
さっきの拒否は僕に気を遣ったのか。
...いや逆だ。
僕はまだ高齢ではないから、あまり考えたことがなかったが、そういうものなのかもしれない。
高齢者(特に身体的に元気な高齢者)は、若者と同じ程度に座りたい気持ちはあるが、席を譲られることに多少の抵抗感があるのかもしれない。
多くの高齢者は仕方なく若者に「気を遣って」譲られた席に座ってくれているんじゃないだろうか。その若者の自尊心を傷つけないように。
しかし僕の譲りを断った高齢者は、無闇に気遣いを見せない。ただし、譲ろうとした行為に関しては、礼を述べよう。そういうことだったのではないか。
なんだか腑に落ちる。
だからあれだ。
結論としては、高齢者に席を譲るときに「どうぞ」の前に、「良かったら」と付けたらいいのだ。
良かったら、どうぞ。良くなれば私が座り続けますし。
そういうことで、どうだろうか。
好きにすればいいだろう。

diary |  21:36 PM
October 11, 2011

マンホール.jpg

吹田市のマンホール(小さいやつ)のかわいさと言ったら。

10月になった。
素敵な演劇に出会えた10月初旬だった。演劇万歳。

そうそう、困ったことがあって。
今年で5年目になる、僕が講師をさせていただいております伊丹市の生涯学習センター「ラスタホール」の台本講座。
10月28日(金)からスタートして、だいたい隔週で全10回やるんだけど。
いつもそんなことないのに、今年は最少催行人数っていうか、履行人数?が足りてないらしく...
ひー。
興味ある方、何卒お申し込みいただきたく。
全10回で8000円とリーズナブル!

会場のラスタホールがちょっと遠いのだけど、でも北海道や沖縄だってちょっと遠いけど旅行に行くわけでしょ!無理な論理に持っていくよ!

詳細はラスタホールwebサイトへ。






diary |  1:23 AM
September 30, 2011
「太ったね」って9月に入ってから10人くらいに言われた。

そう、太ったのだ。
僕を以前からご存知の方は、僕が痩せっぽっちだとご記憶のことだろう。

元々痩せていたけど、僕の細く薄っぺらい体型を決定づけたのは2006年9月。
ちょうど今から5年前、当時務めていた出版社の社長がガンで急逝し、ご遺族から「横山君、社長やってくれないか」って言われるくらい出版社の業務に追われ、同時期に上演したビームの「山」の執筆にも苦しみ、ほとんど寝れなかった1ヶ月を過ごしたときに、僕の体重は小学校6年生のときくらいまで落ちてしまった。

あのときは僕の急激な痩せ具合を見て心配した周囲の人から「検査に行った方がいい」とか「もうすぐ死ぬんちゃうか」とか「溶けたの?」とか言われた。

そこから無事に体重も戻し、健康に暮らしていた僕は、どんなに食べても太らないという体質を手に入れた。
...と思っていた。

それが、この夏の食べ過ぎがたたってか、いよいよお腹が出てきたのだ。
完全に中年太りじゃないか。
体全体が、なんか丸みを帯びてきたような気もする。

「前は痩せ過ぎてたから今くらいがちょうどいい」って皆様言ってくれるけど、これ、たぶん坂道を転がる勢いでどんどん太ってしまいそうだ。

過去、高校3年生のときと、大学4年生のときに、だらしなく太ったことがある。
今、僕は何かを卒業するタイミングなのだろうか。
...あ、売込隊ビーム!卒業したわけじゃないけど!



と言っても、現状、そこまで見た目が変わったわけじゃない。
でもね、気になったのでさっき何年ぶりか体重計に乗ったら、長年自分が口承してきた体重より5キロ重かったよ!
わははは!別に笑うことじゃない。
diary |  2:48 AM
September 26, 2011
台本を書く日々。
1日に2回外出して、スタバかマクドに行ってノートパソコンを開く。
1日2回スタバになると金銭的にしんどくなるので、片方をマクドに散らす。
寿命が来てる僕のノートパソコンはバッテリーが2時間しか持たないので、充電中は家で進める。
寿命が来てる僕の集中力は40分しか持たないので、眠たくなったら寝て、弟が置いていった漫画読んでみたり、読みかけの小説読み切ってみたり。
※40分てのは冗談だ。...と、しておこう。




マクドはなんだか日に日に商品の値段がコロコロ変わるような気がする。
いつの間にかコーヒーSサイズが140円になっていた。
ソフトクリームは100円だよ。
バーガーを食べたら無料のハンバーガー券をくれたり、どういうシステムになっているんだろうか。
都会のマクドはカウンター席にコンセントがあるけれど、僕が行くマクドは一席だけコンセントを使って良い席があって、どう見ても店員が掃除用で使っているものだ。その許された席から一番近いだけじゃないか。別にいいんだけど。



行動範囲が限られてしまった僕に、書けることと言ったらこの程度だ。



明日は打ち合わせとか会場下見とかある。
道中、劇的なことが起こりますように。だ。
そう願いながら歩いていて、新大阪駅構内でラッキー池田を見たことがある。
明日もその程度でいいから、出来事を!僕に!
diary |  22:07 PM
September 17, 2011
劇団ひまわり大阪のビルの2階は、HEP HALLと見まがうような立派な劇場(シアターぷらっつ江坂)がある。
明日で千秋楽を迎える18期研究科公演「タマゴよ、みな鳥になれると思うな」も当然この「ぷらっつ」で打っている。

この秋、劇団ひまわりが移転するにあたって、この劇場が明日で最後を迎えることは、意外と知られていないんじゃないだろうか。

思い入れのある方は、この最後の時に立ち会われてはいかがだろう。



さて、劇団ひまわり大阪には木嶋さんという頼れる所長がいらっしゃる。
木嶋さんにはビームの「よせばいいのに」再演の日替わりゲストでも出演してもらった。
そんな木嶋さんにまつわる今日のお話し。

本日のソワレ公演は、同ビルの1階にあるカフェで行なわれる音楽ライブと開演時間が重なった。
マチネ公演終わりの返し稽古中に、下からズンドコズンドコ重低音が響いてくる。
どうやらライブのリハーサルをしているらしい。
同じビル内とは言え、ひまわりの管轄にあるお店ではないため、止めてくれというわけにはいかないらしい。
本番時間が重なるが、どう影響するかは始まってみないと分からなかった。


打つ手なく、開演。
1時間くらい経って、そう言えばライブの音しないなぁと思っていたら、始まった始まった。
J-POPのカバーらしき音楽が芝居のBGかと思うほどに聞こえてくる。
舞台上では、ラジカセをオンにしたりオフにしたりする芝居をしているのに、下から漏れ聞こえる音楽が微妙に舞台上に鳴り響き、不条理な状況に陥っている。
うーむ。
お客さんはどう思っているんだろう。

約15分くらいの間に3曲を演奏しただろうか、しかし、その後パタリとライブの音漏れはなくなった。
ミニライブだったのだろうか。
どうにか終盤のシーンには干渉してこないで芝居を終えることができた。


そして、終演後、木嶋所長に謝れた。

「ごめんな横山くん。下がうるさくて」

「いや、思ったより早く終わってくれたんで、まだ良かったです」

「言いに行ったんや。こっちは15分我慢したんやから、そっちも15分演奏我慢せいって」

「あ、そうだったんですか。ありがとうございます」



いやぁ、頼れる。
何がすごいって、このムチャとも思える交換条件を成立させてしまうところがさすがだ。
こちらの芝居の音響が向こうのライブにどう影響していたか、という部分には触れずに、「15分我慢した」ということだけを盾にライブを一旦ストップさせてくれたのだから。
憶測だけど、もうすぐこのビルを出ることもあって、多少強く出てくれたのかもしれない。
いや、木嶋さんの性分ならそんなこと関係なく言いに行ってくれただろう。



そんなこんなで、明日、ひとつの劇場が幕を閉じる。
もっと思い入れの強い人たちで最後を迎えたかったんじゃないだろうか...と多少気が引けるけど、少なくとも研究科のメンバーは一生懸命やってるし、その辺は僕が勝手に恐縮しておけばいい話しであって。

劇場の最後に恥じないように、明日のステージが良いものになりますことを。

diary |  23:24 PM
September 12, 2011
色んな方々のお気遣いや、巡り合わせで、今年は土田さんと絡ませていただくことが多くて、結果、お酒の席でもご一緒させてもらうことも多くなり、僕としてはありがたい話だ。
昨日も京都で会合させてもらった。
サシは「空と私のあいだ」の執筆合宿のとき以来。そのとき借りた本を返さなきゃと思っての会合だった。

日中の打ち合わせ終わりで梅田から阪急電車で河原町へ。
夕方。
京都でもっとも古いフランソワという喫茶店で待ち合わせとなり、そこで軽くお茶を。
その後、テレビでも紹介されるような人気のコロナという老舗洋食屋さんに連れて行ってもらって、少し並んでカツレツをいただく。瀕死のおじいちゃん(失礼な表現すみません!)が一人でコックをやっているからか、とにかく料理が出てくるのが遅くて結果行列ができるという、完全にご主人のキャパシティに問題があるものの、非常に美味しかった。
「一切れ交換しませんか」っていう、さながらデート中のようなやりとりもして、ごちそうさま。

軽くお酒の飲めるお店へ、と歩き出したのだけど、僕があまり京都に遊びに来ることがないという話をしたら、土田さんが八坂から清水寺辺りを案内してくれた。
まだ8時にもなってないしってことで。

途中、有名な七味屋さんの前で七味まゆ味ちゃんに送るための写メを撮る土田さん。を撮る僕がいて。

七味.jpg

僕が女の子やったら良かったのにっていうくらい丁寧な解説で二寧坂、産寧坂を案内してもらい、
気付けば、夜景がキレイに見えるところを目指していて、一体、誰のための夜景か分からなくなってきたところで河原町へ戻ることに。
結構歩いた。
完全にデートだった。
2人とも、とにかく座りたかった。

地球屋っていう京都の演劇人の人たちもよく利用するという居酒屋で、主に僕の演劇人生相談を聞いてもらう。
ようやくデートっぽさが落ち着く。
ここじゃ書けないような色んな話を聞かせてもらい、刺激。


しかし、本当に僕にとって土田さんという先輩がいてくれて良かった。
当然僕以外にも土田さんにお世話になっている若手劇作家や、若手俳優・女優がたくさんいる。
僕も誰かの良き先輩になれるだろうか。もうなってなきゃいかんだろう、本当は。
がんばろ。
っていう日記。
今日は。
diary |  1:34 AM
September 06, 2011
毎日、結構な量の爽健美茶を飲んでいるけど、爽やかにも健やかにも美しくもならんのはどうしてだろう。
パッケージを見ても、特にその辺りの責任に対する記述は無い。
「すべてのお客様に効果が出るわけではありません」「これは個人的な感想です」みたいなことも書いてない。
お客様相談室の電話番号はフリーダイヤル0120-308509だそうだ。
相談してみようか。
ジョークだ。


爽健美茶もさることながら、アネトンもよく飲むこの頃である。
液体の咳止め薬。
この夏3本目である。
これがかなり眠たくなる薬で、稽古前に飲むと襲ってくる眠気と戦うのが大変。

にしても。
8月9日からずっと咳が続く。
医者が言うに、聴診器から聞こえる僕の胸の音はきれいなんだって。
音色のように。むしろ旋律を奏でるように。
なんじゃそら。
何せ喘息とか結核とかを疑うものじゃないらしい。
じゃあ何この咳。
嗚呼、咳の無い世界で暮らしたい。もっと大きな願いをもって暮らしたい。

diary |  0:53 AM
September 04, 2011
自宅の仕事部屋を掃除した。そして、勢いで模様替えした。
そういうことするときって(誰もがそうだと思うのだけど)、たいてい仕事が溜まっているとき。
でも毎日喫茶店に出掛けるのに飽きた、というか、季節の変わり目で店の冷房がキツイので、自室でやろうという思いもあって。

今日まで2つのデスクをL字に置いていたのだけど、「L」の角の部分のデッドスペースに溜めていた書類が堆くなってしまい、どう考えても資料紛失等の事故が起きそうだったので、整理した挙句、デスク2台を平行に置いて対面型にしてみることに。2つのデスクに挟まれて椅子を置くっていう。
なんと文章で説明しづらいこと。

写真を撮ってみたけど、掃除したとは思えないほどに画が悪かったので載せない。
どうしても資料って角2の封筒に入れて保存してしまうんだけど、その封筒の口の部分って必ずグシャグシャになってるから!
あと図書館から借りてる本とかって、比較的に近いところに置いておかないと忘れちゃうでしょ。
だからその「とりあえず置き場」がどうしてもガチャつくのだ。

模様替えって言ってもデスクを移動しただけ。
貧弱ながら自慢の【奥行き22センチ、高さ220センチの本棚】3台は定位置から動かせないので、そもそもレイアウトを大きく変えることはできないし、この程度だ。


しかし、前に土田さんのご自宅の書斎にお邪魔したときは感動したなぁ。
僕が来るからっていうので掃除はしたって言ってたけど、そういった紙類の雑な感じが微塵もなかった。どこに仕舞ってるんだっけ。聞いたっけ。
本棚の整然とした並びも美しかった。
僕の本棚みたいに、煩雑にさくらももことか、乙一とか、エドワード・ゴーリーとか置いてないし。
書斎が、というか家全体がアンティーク家具で統一されていて、その美意識に感心して30分くらい家具について質問し続けた。
いやあ、あんな書斎をいつか持ちたい。
で、写真も撮らせてもらったんだけど、載せるわけにはいかないよね。
diary |  23:41 PM
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